hide、ドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』5/26に公開決定&予告編も解禁

©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会
X JAPANのギタリスト・hideに関するドキュメンタリー映画『HURRY GO ROUND』が、5月26日(土)に全国公開される。


今作は、hideが永眠して20年になることに際して発足した「hide 20th Memorial Project」の一環として製作されたもの。生前のhideを知らない俳優・矢本悠馬がナビゲーターになり、hideの墓の墓石に刻まれている事実上最期の楽曲“HURRY GO ROUND”の歌詞に隠されたメッセージや、hideの最期の足取りを辿るドキュメンタリーとなっている。

矢本悠馬
同映画では、亡くなる前日に撮影された未公開映像が初公開されるほか、神奈川県三浦市にあるhideの墓を皮切りに、hideが生まれ育った横須賀、亡くなる3ヶ月前に過ごしていたアメリカ・ロサンゼルスでロケを敢行。さらにhideの実弟・松本裕士(ヘッドワックスオーガナイゼーション代表取締役)、hide with Spread Beaverのメンバーであり、hideの共同プロデューサー・I.N.A.、当時のレコーディングエンジニアであるERIC WESTFALLなど、hideをよく知る人物を訪ね、亡くなる直前の彼について話を聞くという。

©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会
©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会
なお、DREAMS COME TRUEYOSHIKI(XJAPAN)、Perfume、高橋優、高梨沙羅のTV ドキュメンタリー番組や、hideオフィシャルブック『Pinky Promise』などを手がける演出家・プロデューサー・構成作家の石川智徹が、本作で映画初監督を務める。

©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会
©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会
今回の発表にあわせて、hideの初公開写真を使用した映画のメインビジュアルが完成し、本日より東京・渋谷のスクランブル交差点のビルボード広告(西村ボード)に掲出されることも発表された。

©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会


【矢本悠馬 コメント】
この作品に出演が決まった時に自分は hide さんについてほとんど無知の状態でした。
始めはワクワクと好奇心を踊らせていましたが、次第にそれはすぐ恐れ多い感覚になりました。
自分はこんなにも偉大な人物と対峙してるのかと。彼の人生や命と向き合い続けるには今の自分のエネルギーでは正直敵いませんでした。亡くなられて 20 年、hide さんのエネルギーは消費し尽くされず、今の若い子たちにまで溢れて伝わっている。楽曲からは楽しくて楽しくて仕方がないというような、とてもピュアなものが胸に入ってくる感じでした。その純度の高さが、いつまでも色褪せない、今聴いても古くない理由なのかなと。
この映画は hide さんと矢本悠馬が出会う映画でございます。
自分ごときが本当すみません。
自分はこの作品のおかげで大好きなミュージシャンが 1 人増えました。
作品中、嘘偽りなく感じたことを話しておりますゆえ、皆様がどう観て感じて頂けるのか今からハラハラしております。そしてまだ hide さんを知らない方はこの作品をきっかけに新世界へ踏み出すのもありですよ!

【監督:石川智徹 コメント】
映画初監督の作品がまさかhideさんのドキュメンタリーになるとは想像もしていませんでした。
オフィシャルブック「Pinky Promise」、13 回忌での撮影などいくつかお仕事させて頂く機会はありましたが、hideさんの生前にお仕事させて頂く機会が無かっただけではなく、お会いしたこともありません。ある意味「hide初心者」の僕がhideさんの映画の監督という大役をつとめるからには、hideさんのファンはもちろんのこと、hideさんを知らない世代の人達にも観てもらえるような映画にしたいという思いに強く駆られました。
hideさんをリアルに知らない時代に生まれ、hideさんをそんなに知らない人物がhideさんを知っていったらどんなことになるのだろう?ピッタリの人物が浮かびました。俳優・矢本悠馬くんです。
矢本くんは、僕がやっている音楽番組のMCをしてくれていて、人となりは何となく知っていました。俳優としてはもちろん、様々な映画やドラマでの存在感は誰しもが知っているところではありますが、音楽も幅広く聴いていたりしていて、性格もちょっとやんちゃで可愛らしく、純粋で、何事にも自分の考えを貫き通す強さもあって...もしかしたら、hideさんと似てる部分があるんじゃないのか?ということで面白い化学反応を期待し、オファーさせて頂きました。
そんなhide初心者の俳優と監督が紡ぐドキュメンタリーですから、初めて知ることばかりでした。
hideさんの地元を巡ったり、映像を片っ端から観まくって、hideさんの格好良さを知り、いつしかファンになっていました。矢本くんは「俺も髪、ピンクにしてぇ!!」と悶絶してました(笑)
そんなhideさんを知るにつれ、今回、重要だと考えたのはhideさんの「生と死」です。
そのことについて、hideさんを知る様々な方々から大事なお話を伺いました。皆様涙ながらに真実を語って頂き、そこで色んなことを感じました。矢本くんともこのことについて沢山の話をしました。この映画は「HURRY GO ROUND」というタイトルですが、まさにhideさんが伝えたかったメッセージがそこに詰まっているのだと思っています。
今やhideファンの一人として、沢山の人にこの映画を観て頂きたいなと思っております。


【hideオフィシャルマネジメントオフィス代表取締役:松本裕士 コメント】
この度、hideの映画というこのような機会をいただきまして、たくさんの方々に感謝致します。
今回、ドキュメンタリーということで色々な思い出の地を巡り、そして17年ぶりに制作活動の拠点であったロサンゼルスにも訪れることができました。
俳優・矢本さんのおかげでたくさんのhideの軌跡を一緒に回ることにより、改めて思い出すことも多く、懐かしくも嬉しい濃厚な時間となり、それを映像として記録することができました。
皆さん、今まで語ることのなかったこのhideの軌跡を、是非楽しんでいただければと思います。