【アンダーソン・パーク&ザ・フリー・ナショナルズ編】フジロックまであとわずか! 出演アーティストたちの見どころをもう一度おさらい

【アンダーソン・パーク&ザ・フリー・ナショナルズ編】フジロックまであとわずか! 出演アーティストたちの見どころをもう一度おさらい

アンダーソン・パーク&ザ・フリー・ナショナルズは、ケンドリック・ラマーN.E.R.Dに比肩する、2018年米国における旬の最重要アーティストの1つである。過去の急進的なリズム&ブルーズの流れを汲み上げ、そこにまっさらな1ページを書き加えたという意味で、2016年に発表された『マリブ』は大衆音楽における理想的な作品だった(さらに言えば、プリンス急逝の数か月前にリリースされたことが、この作品が持つ意味をより特別なものに感じさせた)。

彼を時代の顔へと引き上げたそんな大傑作である『マリブ』に続く新作が完成間近であることに加え、自身が率いるバンド(生楽器とターンテーブルとの混交形式)であるザ・フリー・ナショナルズとしてのアルバムもリリースを控えているという、まさしく破竹の勢いが続いている。2016年9月の初来日時からさらにスケールを増した姿を見せてくれることは間違いないだろう。幸せなことに今はラップの上手い奴や斬新なトラックを作る奴と簡単に出会える時代に入っているが、このアンダーソン・パークは、「それ以上のこと」を期待できる音楽家である。(長瀬昇)



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