バンド結成30周年を記念したジャパン・ツアーを2019年2月に開催するティーンエイジ・ファンクラブだが、同ツアーのサポート・アクトが決定した。
2019年2月4日の東京公演にはサニーデイ・サービスの曽我部恵一、そして2月5日の名古屋、2月6日の大阪公演にはTENDOUJIが出演する。
曽我部恵一、TENDOUJIのモリタナオヒコのコメントは以下。
Teenage Fanclub。
ある人たちはこの字面を見ただけで、心に流れてくるでしょう。
蒼くひずんだサウンドに包まれた甘いメロディたちが。
バンドがまた日本にやって来てくれます。
それぞれの想いを胸に、集まりましょうね。
曽我部恵一
音楽好きな人ならみんな一つはいると思うんですが"自分の人生を変えてしまったバンド"っていますよね。まるで気が狂ってしまったかのようにそのバンドの音源を聴き、経歴を調べ、ありったけの映像をむさぼるように見る。そんな魔法のようなパワーを持ったバンドがきっと誰にでもいます。それが僕にとっては"TEENAGE FANCLUB"です。
$袋のマークの奇妙なジャケットに吸い込まれるようにして、僕は17歳の時にこの魔法のようなバンドに出会いました。
彼らが関わった音源はCDからアナログまで全て買い、ただただ部屋に籠り、その世界に静かに浸り込んでいました。
今でこそサブスクが始まってほとんどの音源も自由に聞けるようになりましたが、当時レアすぎて手に入らない高額な初期の音源、"KING"やDe La Soulとのコラボ曲"fallin'"が収録されたコンピ"JUDGMENT NIGHT"はどうしても買えず、、ただ聞きたすぎる衝動を抑えられず、惜しくも閉店となる御茶ノ水のジャニスで海賊盤を止む無く購入したりもしました。ありがとう学生の味方ジャニス。
おそらく僕の親は"こいつ一体何に夢中になってるんだ、、"と不思議だったかと思います。
大人になり仕事を始めてもそれは変わらず彼らの92年のReading Festivalでのパフォーマンスでお客さんが泥だらけで暴れまわる姿や、スコットランドの狭いライブハウスがキッズで溢れかえる映像をyoutubeで見て、ずっと頭から離れませんでした。こんなシーンがいつか日本で起こればいいのにと憧れと絶望を持って見続けてました。
ただ待っていても何も変わらず、僕はいつからかTEENAGE FANCLUBのように自分がなりたいと思うようになりました。
仕事を辞めバンドを始めてからは一歩でも彼等に近づけるようライブをたくさんしています。
今回、来日公演のサポートアクトを務めさせてもらうのは、自分の人生の中でありえない1ページです。
月並みな言葉ですが夢のようです。
何より彼等がまた日本に来てくれた事を本当に嬉しく思います。
最高の夜をみんなで楽しみましょう。
TENDOUJIも精一杯ライブします。
HOWDY‼︎
モリタナオヒコ(TENDOUJI)