2018年、この来日ライブがすごかった! ライブレポートを一挙ご紹介【上半期:1月~6月編】 2019.01.02 15:00 4月LANYLANYを恵比寿リキッドルームで観た去年のサマーソニックの時以上の女の子たちの黄色い声に迎えられてステージに登場。 ヴォーカルのポールは長い髪をバッサリと切って短くなっている。 タメの効いた横揺れのグルーヴと、ポップな跳ねるビートを使い分けて、そこにせつないメロが乗っかるという、80年代ポップのマナーを完璧にマスターしたかの…ブルーノ・マーズ【来日レポ】ブルーノ・マーズ @ さいたまスーパーアリーナ公演 グラミー賞7冠に輝いた『24K・マジック』を引っ提げて、4年ぶりの来日を果たしたブルーノ・マーズだが、その『24K・マジック』のファンク・サウンドを全面にたたきつけながら、徹底的に観客を楽しませる鉄壁なライブ・パフォーマンスとなった。 観客席側にせり出したステージには、前面と側面が幕…ブルーノ・マーズ、さいたまスーパーアリーナ公演を観たどストレートなファンク、どストレートなエンタテインメント・ショー。 思ってたよりさらに王道で古典的。 今これをこのスケールでやれるのはブルーノ・マーズだけだ。 彼がこれを思い切りやれるようになるまでのさまざまな困難やそれを乗り越えてきた経緯を考えたら、その真っ直ぐさがさらに輝いて見えてくる。…エド・シーラン【来日レポ】エド・シーラン @ 日本武道館公演 パフォーマンスとしてあまりにも圧倒的な内容だったエド・シーランの今回の武道館公演。もちろん、4年前の来日公演もエドのポテンシャルをすべて打ち出すという意味で、ただただ衝撃的だった。基本的にあの時と今回とでエドのアプローチに特に変わったところはなく、エドがこういうライブを引っ提げてくることは…エド・シーランは100人のクラブでも、1万人の武道館でもギターと歌だけで1人闘う姿勢は同じだった。自慢ではあるが、僕は2012年の日本での初ライブを観ている。小さなライブ・クラブでのショーケースだった。彼と僕の距離は1メートル半くらいだった。それからあっという間に彼はトップスターになったが、ライブのスタイルはその時と全く変わっていない。ギター1本とペダル・ルーパーだけ。ステージには自分一人。ス…エド・シーラン武道館公演、圧巻のステージだった最初から最後まで、曲の良さとエド自身の高いポテンシャルを存分に見せつける、圧巻と言っていいステージだった。 ステージの上にはアコースティック・ギターを抱えた男が一人いるだけなのに、満員の観客はずっと歌って手を上げて踊り続けている。 こんなのは観たことない。 ペダル・ルーパーを駆使しながら…フェニックス【来日レポ】フェニックス @ 豊洲PIT公演 まだこれから東京&大阪で2公演が控えているので、以降のレポートの中でセットリストなどのネタバレ等がある点をご注意ください。 しかしこれだけは最初にお伝えしてきたい。とにかく、最高のセットリストだったのだ! 今回のフェニックスのツアーは彼らのキャリアを網羅したベストヒット・セットであり…フェニックス、豊洲PIT公演を観た単独では前回の新木場スタジオコースト公演から4年、去年のサマソニから1年ぶりの、豊洲PIT公演。 最新作『Ti Amo』は、フェニックス最大の持ち味である洗練されたしなやかなバンド・サウンドにEDM的なシンセをフィーチャーした前作『エンタテインメント』を経ての、マスキュリンな濃さを打ち出した…フォール・アウト・ボーイ【来日レポ】フォール・アウト・ボーイ @ 日本武道館公演 3年ぶりのアルバム『マ ニ ア』を携えてワールドツアー開催中のフォール・アウト・ボーイの日本武道館公演がついに実現! 4/24・4/25:Zepp Osaka Bayside、4/26:日本武道館、4/28:Zepp Nagoyaの3都市4公演にわたって行われているジャパンツアー「MA N…5月デュア・リパ【来日レポ】デュア・リパ @ Zepp Tokyo公演 これが22歳の、アルバムを一枚しか出していないアーティストのパフォーマンスなのかというほど、堂々たる躍動感と説得力に満ちたショウだった。コソボ生まれUK育ちのシンガーソングライター、デュア・リパ。昨年の「SUMMER SONIC 2017」出演を経て、今回は初の単独来日公演である。その間に…ハリー・スタイルズ【来日レポ】ハリー・スタイルズ @ 幕張メッセ公演 昨年12月のEXシアター公演から約半年ぶり、ソロ・デビュー・アルバムのツアーとしては2度目の来日となるハリー・スタイルズの幕張メッセ公演を観た。前回が数千人規模の会場を回る試運転的なローキー・ショウだったとしたら、数万人規模のアリーナやスタジアムを回っている現在のツアーは、彼本来のスケール…ロイル・カーナーロイル・カーナーのライブを観る。凄かった!もっとスタイリッシュでクールなパフォーマンスなのかと思っていたけど、最初から最後まで上げっぱなしの大エンターテイメントだった。 一曲目でいきなり会場を沸点まで持っていってしまい、後は彼の思うがままにこちらの客席は操られて極楽状態(笑) 98年のサッカー日本代表のユニホームを来て登場という反則技…6月ザ・チェインスモーカーズ【来日レポ】ザ・チェインスモーカーズ @ 幕張メッセ公演 現代ポップミュージックにおける禁断の果実、ザ・チェインスモーカーズの、初めてのライブセットによる来日公演。幕張(6月7日)と大阪(6月8日)に、それぞれゲストDJを迎えて行われるヘッドライナーショウだ。各地大型フェスからナイトクラブでのパーティまで、世界を股にかけ凄まじいスケジュールで駆け…今夜のチェインスモーカーズのステージは、まるでスタジアム・ロックのライブみたいだった。前にチェインスモーカーズの素晴らしい点を3つあげて、それぞれの参考MVを紹介したことがある。 その3つは、メロディメイカーとしての才能、ロックなマインド、そしてアホなところだった。 ここ1、2年の前2つの進化は目覚ましい。 今夜も「クローサー」は完全に8ビートのロックチューンに変身していた。…チェインスモーカーズを幕張メッセで観たラウドな生ドラムをぶっ叩きまくるサポート・ドラマー、マット・マグワイアが強力。 打ち込み的なビート感/整合性のみで進んでいきがちなこの手の音楽に、人力感というか肉体性が加わってめちゃめちゃパワーアップしていた。 EDMの高揚感と、超ポップな歌メロと、ロックのビート感まで装着したチェインスモーカ…ゴリラズ【来日レポ】ゴリラズ @ Zepp DiverCity Tokyo公演 いくつもの意味でエポックメイキングなライブだった。第一に、今回のゴリラズの来日自体が、彼らにとってキャリア初の単独来日だったこと。しかも前日の幕張公演の追加にあたるこの日の会場はZepp ダイバーシティ東京、そのキャパシティは2500人弱とゴリラズを観るには貴重すぎる小規模シチュエーション…ゴリラズを観る。楽しすぎ!こんなに楽しくていいんだろうか、と思うほどの大エンターテイメントだった。 巨大LEDビジョンと大コーラス隊による、ロック・スペクタクル、ソウル・スペクタクルが2時間に渡ってほぼノンストップで繰り広げられた。 デ・ラ・ソウルを筆頭とするゲストの贅沢な使い方も凄かった。 明日は新作のお披露目ライ…ゴリラズの世界初・そしておそらく一度だけの新作全曲お披露目ライブをZeppDiverCityで観た。最高。間もなくリリースされるアルバム『The Now Now』の全曲を曲順通りにやってくれた! このアルバム、ほんとにいい。 前作はメッセージ性が強力で、ガチッと作られたアルバムだったが、その直後にデーモン・アルバーンが「ソングライターとしての自分」を取り戻したくて作ったアルバムだけに、曲が抜群にい…セリーヌ・ディオン【来日レポ】セリーヌ・ディオン @ 東京ドーム公演 セリーヌ・ディオンはバック・ダンサーを引き連れて踊ったりしない。彼女のステージには花道やセンター・ステージはないし、大掛かりな特効や演出が用意されているわけでもない。セリーヌのステージにあるものは彼女の歌声と、その歌声を最大限に引き立てる凄腕のミュージシャンたち、ただそれだけだ。そう、ただ…マック・デマルコマック・デマルコを恵比寿LIQUIDROOMで観た東京はこの冬初の雪が降って、交通も混乱気味。 遅れてたどり着くお客さんもかなりいたが、前座のトリプルファイヤーが終わってマック・デマルコが始まる頃には満杯、そしてかなりの熱気。 かなりゆる~いステージ進行、友達ノリの雰囲気の中で、曲だけが神懸かっているという、いつものあのマック・デマルコだ…ゴート・ガールゴート・ガールを渋谷WWWで観たサウス・ロンドン出身の女の子4人組バンド。 サウンドは80年代ポスト・パンク的だが、曲はインディー・フォーク的な叙情があって、歌と演奏はエモっぽさもあるという、今だからこそ出てきたバンド。 今年出たデビュー・アルバムがとても好きで期待していたが、ライブもかなりよかった。 ウォーペイントのよう…「下半期:7月~12月編」は以下。2018年、この来日ライブがすごかった! ライブレポートを一挙ご紹介【下半期:7月~12月編】「FUJI ROCK FESTIVAL'18」と「SUMMER SONIC 2018」の開催に加え、ポール・マッカートニーやザ・キラーズ、リアム・ギャラガー、テイラー・スウィフト、ボン・ジョヴィ、キング・クリムゾン、フランツ・フェルディナンド、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインとたくさんのアーティス… 前のページ 1 2