日向坂46、新曲“こんなに好きになっちゃっていいの?”で突入したキラキラを超えた新章について

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日向坂46が、10月2日(水)に3rdシングル『こんなに好きになっちゃっていいの?』をリリースする。1stシングルの“キュン”2ndシングルの“ドレミソラシド”は、日向坂46の最も大きな看板である「ハッピーオーラ」全開の作品だった。しかし、グループカラーである「空色」は、空が天気や時間帯によって移り変わっていくように、どんな色にも染まっていけるという意味を持つ。謂わば名刺代わりとなった“キュン”、“ドレミソラシド”を経たからこそ、“こんなに好きになっちゃっていいの?”は日向坂46の新章を告げる重要な1曲となっている。


先日MVも公開されたが、これを観てまず「嬉しい」という感情が湧き上がってきたのは私だけではないはず。その理由は、前身グループ・けやき坂46で培ったものがしっかり養分となり、新しいグループとして成長していることを感じられる作品だから。今回の楽曲では一人称が「僕」から「私」に変わり、女性目線の恋心が綴られている。≪まわりのすべてを失おうとあなただけ好きでいる≫――「あなた」への気持ちが強くなりすぎて、ナーバスにさえ陥ってしまっている主人公の姿。それを切迫したストリングスの音色としなやかで力強いダンスがドラマティックに彩り、メンバーはキラキラ笑顔から一転、シリアスで大人びた表情を浮かべている。彼女たちの魅力が「可愛い」だけじゃないことは、けやき坂46時代からのファンなら十分に思い知っていること。しかし、日向坂46になって初めて彼女たちに出会った人や「おひさま」になったファンは、このふり幅の大きさに驚いたのではないだろうか。

そして、MVの中でひときわ象徴的に描かれているセンター・小坂菜緒の孤独な佇まいについても書かずにはいられない。けやき坂46の2期生として仲間入りした彼女は、3作連続のセンター抜擢となるわけだが、デビューシングルの時点では少し張り詰めている様子だった。今年3月6日に行われた日向坂46としてのファーストライブのMCで、「いろいろ思うことも沢山あって、凄く不安になることもあったんですけど……」と涙ながらに話していたのを覚えている。実はこの前日に公開されたブログには、センターを務めることへの戸惑いの気持ちが滲んでいた。「日向坂46にとって大事なデビューシングルなのに、本当に私でいいのでしょうか…」、「前にいるのが怖くないわけなんかありません」そんな正直な気持ちの後には、「何を言われても、どんなことがあろうとも、自信を持ってポジションに立てるように努力します」とも書かれている。センターの重圧は間違いなく、彼女に孤独感を与えていただろう。だからこそMVでの小坂の苦しそうな表情は、演技と思えない切実さがある。あのブログからたった半年ほどしか経っていないのに、楽曲の世界観を映し出す存在として堂々とセンターに立っている彼女は頼もしい。

そんな風にメンバー一人ひとりのストーリーが、これからの日向坂46が歩む道を作っていく。つまり「空色」の変化は、いつだって彼女たち自身の成長と共にあるものなのだ。大きく色を変えたこの曲から、いよいよ日向坂46の本領発揮が始まる。(渡邉満理奈)
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