渋谷すばる“ぼくのうた”について

渋谷すばる“ぼくのうた”について - 『二歳』10月9日発売『二歳』10月9日発売
最近は伝わるか伝わらないかを隔てているのは、その表現者が本気で本物で本音を伝えているか、それだけなのではないかという気がしている。
どんなに目立っていてもそれが借り物のエネルギーでは、どんなに美しく魅せてもそれが借り物のキャラクターでは、どんなに立派なことを言ってもそれが借り物のメッセージでは、結局伝えたいことはないのだとバレてしまう。
一人称で語りかけられた時、はじめて私たちは心を許せる。

そして、それは渋谷すばるが歌うべき歌を歌う時がきたということと繋がっている。
この“ぼくのうた”を聴いて、MVで彼が歌う姿を観てそう思った。
愛されても、嫌われても、笑われても、賞賛されても、誤解されても、叩かれても、それは彼の歌が伝わったうえでのこと。
渋谷すばるは、もう渋谷すばるの一人称の歌を歌うことを何があってもやめないだろう。
今は荒削り、でも死ぬまで磨かれ続ける自分だけの歌。
裸のままそれを携えての出発を心から祝福したい。(古河晋)
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