2019年は誰の来日ライブを観ましたか? レジェンドから新星まで、今年話題となったライブを総ざらい! 2019.12.31 10:00 7月ジャネール・モネイジャネール・モネイの単独公演を観て受け取ったポジティブなメッセージ。自由で親密で祝祭感全開のパフォーマンスは、フジロックでも見逃せない! 世界中の女性、黒人、LGBTQI、労働者階級、障害を持つ人、移民たちの権利のために戦い続けなければいけない。それらを抑圧する権力に立ち向かわなければ――。 彼女のスピーチは明確なメッセージとして力強く投げかけられた。しかしそれは脳天をガツンと突くようなアジテーションではなく、ハートご…FUJI ROCK FESTIVAL'19【フジロック総復習・1日目】ケミカル・ブラザーズ、トム・ヨーク、ELLEGARDEN、ジャネール・モネイらを観た!前夜祭から、晴れ間が覗いたり小雨が降ったりを繰り返していたけれど、むしろ涼しく凌ぎやすい天候で迎えた「FUJI ROCK FESTIVAL '19」の初日。この日は、第1弾出演アーティストとして発表されたケミカル・ブラザーズをグリーン・ステージのヘッドライナーに、またトム・ヨーク・トゥモローズ・モ…【フジロック総復習・2日目】シーア、ASIAN KUNG-FU GENERATION、オールウェイズ、ダニエル・シーザーらを観た! フジロック2日目は報道もされていた通り、未曾有の雨天に見舞われることに。その中でも期待通りの圧巻なショーを披露してくれたのがシーア。彼女がステージ上でほとんど黒子(衣裳は白憂いけど)となってボーカルを届ける一方、ダンサーらによるパフォーマンスが繰り広げられるライブ・パフォーマンスについては…【フジロック総復習・3日目】ザ・キュアー、ジェイソン・ムラーズ、ヴィンス・ステイプルズ、ステラ・ドネリーらを観た! 「FUJI ROCK FESTIVAL '19」の最終日は、前日の激しい豪雨の爪痕がまだ生々しく残るぬかるみのフィールドでスタートした。グリーン・ステージやオアシス・エリアのあちらこちらに出現した沼地(ホワイト・ステージは砂利だけあって比較的水捌けが早かった)に足をズブズブと取られながらも…8月ウィーザーウィーザーの単独公演は、初期曲&カバー曲満載の至福のセットリスト! 愛に溢れた最高に楽しいライブだった。果たしてサマーソニックは? 2年ぶり、そして翌々日にはサマーソニック東京でのステージも控える中、豊洲PITで行われたウィーザーの単独ライブ。今年に入って珠玉のカバー・アルバム『ウィーザー(ティール・アルバム)』、そして鮮やかに新機軸を打ち立て、何度目かの黄金期を予感させた『ウィーザ―(ブラック・アルバム)』という2枚…SUMMER SONIC 2019【サマソニ総復習・1日目】B'z、The 1975、ウィーザー、ザ・ストラッツ、フォール・アウト・ボーイらを観た! サマーソニック20周年、10年ぶり2度目の3日間開催となった記念すべき年の初日は、東京・大阪共に台風の影響をもろに受けて波乱含みの幕開けとなったが、そんな東京金曜日のハイライトとなったアクトのひとつが、The 1975だったことに異論はないだろう。傑作『ネット上の人間関係についての簡単な調…【サマソニ総復習・2日目】レッチリ、RADWIMPS、タッシュ・サルタナ、ロバート・グラスパーらを観た! すさまじい夏の暑さと晴天に迎えられたサマーソニック2日目は、まさにこの酷暑に対抗するべく、ひたすらロックで燃え上がり、この夏を乗り越えていくラインナップとなっていた。ヘッドライナーとしてマリン・ステージに登場したレッド・ホット・チリ・ペッパーズは16年のフジロック以来3年ぶりの来日、サマー…【サマソニ総復習・3日目】ザ・チェインスモーカーズ、ゼッド、Perfume、BLACKPINK、Suchmosらを観た! 東京会場では前日までの強い風が収まり、快晴に恵まれた「サマーソニック2019」の3日目。この日は、EDMやヒップホップ、エレクトロポップといったダンス性の強いアクトがズラリと並ぶラインナップで、黒いバンドTシャツ姿の来場者が多く目についた前日とは客層もガラリと変わっていておもしろい(もちろ…ブリング・ミー・ザ・ホライズンすべてにおいて飛躍的な進化を魅せつけたブリング・ミー・ザ・ホライズン、一夜限りの東京単独公演を観た! 楽曲、演奏、演出、ファッション、そのすべてが完璧で非の打ち所がない。バンドとしては5年ぶりの来日となり、「サマーソニック 2019」に出演、さらに東京で一夜限りの単独公演を行ったブリング・ミー・ザ・ホライズン(以下BMTH)。5年間待ちに待ったし、本音を言えば、アリーナ/スタジアム・ロック…メタル・チャーチ25年ぶりに奇跡の来日を果たしたメタル・チャーチ、王道メタルの真髄を叩き付けた名曲群の連発に酔いしれた! メタル・チャーチが「三度目の正直」で無事に来日した。過去二度に渡って「LOUD PARK」への出演をキャンセルしたこともあり、今度は確実に日本に来てくれるのか?と訝しげな表情を浮かべた熱心のファンもいただろう。けれど、94年の来日公演以来、実に25年ぶりに日本の地を踏みしめ、剛毅朴訥な純度…9月カマシ・ワシントンカマシ・ワシントンがBIGYUKIら名プレイヤーたちと築き上げた感動的な一夜、待望のオールスタンディング公演をレポート! 最近観たコンサートの中でもオーディエンスの音への集中力が飛び抜け、それがまたプレイヤーたちを触発し火を吐くようなプレイ連発の感動的な、カマシ・ワシントン、待望のオールスタンディングのライブハウス公演だった。 フロアをぎっしりと埋め尽くす観客が期待の大きさを何よりも物語るなか、昨年の大…ブラック・ミディブラック・ミディの初来日公演を観たリズムやリフに対して過剰に意識的で、しかも同時に勢い一発!みたいな面もあって、 これはかなり面白いバンドが出てきたなと思ってライブは楽しみだった。 計算されて意識的な部分が半分、あとの半分は若さに任せた(まだ20歳そこそこ)激情的なフリーセッションで、そこは予想通りだった。 意外だったの…激しくぶつかり合う構築美と即興、スリルと興奮に満ちたブラック・ミディのライブを観た! こんなものは初めて観た。 というのが、ブラック・ミディの初来日公演を体験した自分の率直な気持ちだ。それはオーディエンスだけでなく、バンド自身もそうだったのではないだろうか。即興を積極的に導入した彼らのスリリングな演奏は、ライブがそもそも一回性のものであるということを強く感じさせるもの…パレイ・ロイヤルパレイ・ロイヤルの初来日公演――次代を担うべき新星がその存在を知らしめた、歴史的一夜を目撃した! 9月9日、パレイ・ロイヤルの一夜限りの初来日公演を目撃した。会場となった東京・渋谷WWWは、100%のチケット完売にまでは至らなかったものの、満員に近い状況。現時点では日本盤CDのリリースすら経ていないというのに、嗅覚の鋭いファンでフロアが埋め尽くされていた。 開演予定時刻の19時半…フライング・ロータスフライング・ロータス、一夜限りとなる3Dライブは脳波に直接染み込むドラッギーな夜に――サンダーキャットもサプライズ登場した興奮のステージをレポート! ライブ後、外に出たとたんに耳や目から脳がダダ漏れしていくような高揚感が、何とも心地良い。 圧倒的なスケール感で衝撃を与えた『Flamagra』を引っ提げてのフライング・ロータス=フライローのソロ公演は、昨年のソニックマニアで披露された3Dライブを一夜限りで行うというのだから、即完は当…マニック・ストリート・プリーチャーズマニック・ストリート・プリーチャーズのライブを見て、ラグビーのワールド・カップが東京で開催されているリアルを感じる。ウェールズ人がたくさん来ていて、凄い盛り上がりだった。 団体でバスに乗って会場にやって来たらしい(笑)ラグビーW杯と共に(?)マニック・ストリート・プリーチャーズがやってきた! 名作『ディス・イズ・マイ・トゥルース〜』20周年記念ライブをウェールズ民と楽しみ尽くした一夜 約3年ぶりの来日となったマニック・ストリート・プリーチャーズだが、この日の豊洲PITの様子はいつもの彼らの来日公演とは様子がだいぶ異なっていた。何しろラグビー・ワールドカップの開催真っ只中だ。強豪ウェールズのサポーターも多数来日していて、その彼らがウェールズが誇る国民的バンド、マニックスの…次のページスティング、ショーン・メンデス、スタークローラー、U2、キッスetc……10月~12月のライブレポートへ! 前のページ 1 2 3 4 次のページ