RADWIMPS、楽曲“Light The Light”を全世界へ配信。「ウィルスの脅威と闘うすべての人に向けた曲」

RADWIMPSが楽曲“Light The Light”を全世界へと配信開始した。また、ミュージックビデオも公開された。


同曲は、野田洋次郎が中国でお世話になっている方々からの「中国で不安な生活を送る人たちを励ます曲を作ってはもらえませんか」という提案を受け、制作されたものだという。なお、オフィシャルサイトには野田のコメントが日本語、中国語、英語の3ヶ国語で掲載されている。


【野田洋次郎 コメント】
世界的な流行をみせる新型コロナウィルスの流行にともない、多くの人が普段とは違う生活を強いられています。本来「被害者」であるはずの感染者は、いつのまにか「加害者」へと見られ方を変え窮屈な想いをしながら日々を生活しています。どこに感染者がいるか分からない、自分が感染しているかもしれないという恐怖が伝播し、それは地域単位、国単位の差別的な偏見をも助長させます。社会機能の麻痺や混乱が来る恐れから、あらゆる歪みも生じてきています。マスク、生活用品の買い占め、特定の人種への心ない言葉、飲食店や公共施設などへの立ち入り拒否。ウィルスよりも恐ろしいのは人間の恐怖心や憎悪、冷酷さなのかもしれません。こんな時こそ冷静な判断、情報収集、そして手を取り合う心が必要なのではと強く感じます。
今回、中国でお世話になっている方々から「中国で不安な生活を送る人たちを励ます曲を作ってはもらえませんか」と提案を受けました。ぜひ力になれるのならばと、急いで楽曲の制作に入りました。そして今回完成にこぎつけることができ、無料で中国国内の皆さんへ配信することを決めました。
曲を作りながら、これは中国の方に向けたものであると同時に日本、そして世界中でウィルスの脅威と闘うすべての人に向けた曲だと感じました。順次他の国・地域でも聴けるような態勢を整えようと思います。
音楽にできることはとても小さいです。でも時にその小ささに救われることもあるのではと、僕は思っています。歌詞の中でも書きました。この事態が無事終息し、無傷ではなくとも平穏な日々が戻ってきた時には「あの時は本当どうなるかと思ったね」と笑いながら皆大事な家族や友と話ができたらいいなと心から願っています。その時まで、皆で頑張り抜きたいです。


洋次郎