1969年、ロックンロールもポップ・カルチャーも激しく塗り替え、時代のシンボルとなった26歳のミック・ジャガーが語り尽くした究極インタビュー!

1969年、ロックンロールもポップ・カルチャーも激しく塗り替え、時代のシンボルとなった26歳のミック・ジャガーが語り尽くした究極インタビュー!  - 『rockin'on』2020年7月号より『rockin'on』2020年7月号より

別に俺は金持ちになりたかった訳じゃない。金を持つと人間はおかしくなるしね


この記事は本誌5月号に掲載されたインタビュー(初出は1969年)の続編である。今回は当時のガールフレンド、マリアンヌ・フェイスフルとの関係、初主演映画『パフォーマンス/青春の罠』の撮影風景、新曲“ストリート・ファイティング・マン”をとば口にして社会/政治問題へのミックの関わり方などが語られている。

だが2020年の今、この記事の面白さは別のところにある。つまり、ザ・ローリング・ストーンズ及びミック・ジャガーが既存のオトナ社会から忌み嫌われ、エスタブリッシュされた音楽シーンから排除されてきたという記述だ。今ではとても考えられない世間からの感情的・生理的な反発は、ダーティで価値紊乱な若者の代表として、いかに当時ミックらが危険視されていたかを物語っている。

だが60年代中盤から後半にかけてのニュー・ロック革命、ヒッピーや世界的な反権力闘争の盛り上がりなどを背景に、ミックらはその象徴として時代の寵児となる。わずか数年で世界の様相が変わり、価値観は転倒し、昨日の「公衆の敵(パブリック・エネミー)」は英雄となる。それだけロックも、世界も、激しく動いていたのが1960年代という時代だったのだ。(小野島大)


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1969年、ロックンロールもポップ・カルチャーも激しく塗り替え、時代のシンボルとなった26歳のミック・ジャガーが語り尽くした究極インタビュー!  - 『rockin'on』2020年7月号『rockin'on』2020年7月号
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