ザ・ビートルズのメンバーが気に入らなかった、ポール・マッカートニーが手掛けた楽曲とは?


ザ・ビートルズは数々の名曲を生み出したが、以前にジョン・レノンポール・マッカートニーが手掛けた “Let It Be”を好ましく思っていなかったと報じられたことがあった

そんななか、ジョンだけでなくザ・ビートルズの他のメンバーも気に入らなかったポールの曲について「FAR OUT」が取り上げているので紹介する。

ザ・ビートルズのメンバーが敬遠していたポールが作った曲は、『アビイ・ロード』に収録された楽曲“Maxwell's Silver Hammer”だという。


ポールは、スタジオ・エンジニアを雇って長期にわたり、同楽曲に取り組んでいたそう。しかし、それだけ頑張ってもポールは曲に満足できず、当時を振り返ったリンゴ・スターが、「最悪のセッションは“Maxwell's Silver Hammer”だった。あれはバンドが収録したなかで最悪の曲だよ。しかも、レコーディングが何週間も続いたんだ」とコメント。

そして、1980年にジョン・レノンも「PLAYBOY」誌のインタビューで、“Maxwell's Silver Hammer”が「嫌いだった」と言い、ポールが残りのメンバーに何百回も同曲を演奏させ、ポールはシングルにすることを望んでいたが、そうはならなかったと明かしている。

また、ジョージ・ハリスンも“Maxwell's Silver Hammer”を気に入らず、何度もポールと曲について言い争ったのだという。1970年代のインタビューでジョージは、「時々、ポールはメンバーに本当に突拍子もない曲をやらせるんだよ」と語っていた。

ちなみに“Maxwell's Silver Hammer”は、軽快なメロディに反して、かなりブラックな内容の歌詞として知られている。