ビリー・アイリッシュが、現地時間6月12日にジョージア州アトランタで、白人警官に射殺された黒人男性レイシャード・ブルック氏(27歳)の事件についてSNSで言及し、怒りを露わにしていることがわかった。
「SPIN」によると、ブルック氏はファストフード店の駐車場内にあるドライブスルーの車線に車を停め、眠っているところを従業員に通報されたという。
その後、ブルックス氏は飲酒検査を受けて基準値を上回っていたため、警察に身柄を拘束されたが抵抗。警察のテーザー銃(スタンガン)を奪った氏は、逃走中に振り返って警察に銃口を向け、これに対して警察がピストルを抜き、実弾で氏を撃ったとみられている。
この事件について、ビリーはインスタグラムにブルック氏の画像を投稿し、次のようにキャプションを添えている。
ファック。このビデオにマジで腹が立つ。こんなのクソ食らえだ。レイシャード・ブルックに正義を。クソ食らえだ。#justiceforrayshard(レイシャードに正義を)!!!! なんで、この事件について誰も話さないの??
そして、ビリーの実兄で音楽制作のコラボレーターであるフィニアス・オコンネルも、この件について同様にインスタグラムで触れている。
レイシャードに正義を。マジでメチャクチャだ。アメリカの警察が狂ってるって、これがまさに良い例だ。駐車場で自分の車で寝てたら射殺されたんだ。こういった事件に無関心にならないでほしい。世界をこのままにしてはいけない
なお、ビリーは5月25日に無抵抗の黒人男性ジョージ・フロイド氏が白人警官に首を押さえつけられて死亡した事件に抗議し、黒人の人々に対する暴力や差別の撤廃を訴える運動「Black Lives Matter」に参加していた。