『原子心母』リリース直後、「神格化」前夜の気負いのないバンドの哲学――ウォーターズとギルモアが揃って語り尽くした1970年の貴重インタビュー!

『原子心母』リリース直後、「神格化」前夜の気負いのないバンドの哲学――ウォーターズとギルモアが揃って語り尽くした1970年の貴重インタビュー! - 『rockin'on』2020年8月号より『rockin'on』2020年8月号より

(アメリカのフェスの)あの雰囲気にどうしても馴染めないんだよ、「ああ、これが次に売れるバンドだぜ」って、それだけで飛びついてほしくない。だって僕らの音楽はそんな風にしてすぐ入り込めるもんじゃないだろう(ギルモア)


ピンク・フロイドロジャー・ウォーターズ&デヴィッド・ギルモアのインタビューである。1970年10月、『原子心母』発表直後にカナダで行われたものだ。『原子心母』が大ヒットして、彼らはプログレの象徴として神格化されるようになったので、これはまだ彼らが祭り上げられる前の「一般人」だった頃の貴重な発言ということになる。

当時のカナダではまだ彼らの存在はそんなに一般的ではなかったはずで、かなり基本的な質問もされているが、特に嫌がることなく話している。インタビュアーはどうやらメンバーと同世代のようで、メンバーも気安く開けっぴろげに話している感じが面白い。

バンド初期の最重要メンバーであるシド・バレットについて全く言及がないのは残念だが、初期の彼らの活動の様子や、現在も上演が続くローラン・プティの『ピンク・フロイド・バレエ』の準備段階におけるコメントは貴重だ。

後半のフェスについての言及は、当時はまだロックはヒッピー〜カウンターカルチャーと密接に繋がっていて、ロックは反商業主義的な革命の音楽であるべきという風潮だったことが大いに関係している。(小野島大)



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『原子心母』リリース直後、「神格化」前夜の気負いのないバンドの哲学――ウォーターズとギルモアが揃って語り尽くした1970年の貴重インタビュー! - 『rockin'on』2020年8月号『rockin'on』2020年8月号
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