【JAPAN最新号】BUMP OF CHICKEN、新曲“クロノスタシス”を聴いた! 真摯に音楽を届け続けた25周年を経て、4人が今向かう場所とは?

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』5月号にBUMP OF CHICKEN“クロノスタシス”のレビューを掲載!

新曲“クロノスタシス”を聴いた!
真摯に音楽を届け続けた25周年を経て、4人が今向かう場所とは?

文=小松香里


2022年2月11日、BUMP OF CHICKENが結成26周年を迎えた。その2月11日と前日の2月10日に開催予定だった有観客ライブ「BUMP OF CHICKEN LIVE 2022 Silver Jubilee at Makuhari Messe 02/10-11」は新型コロナウイルスの感染拡大の状況を鑑み延期となったが、2月14日、新曲“クロノスタシス”が4月15日に公開される劇場版『名探偵コナン ハロウィンの花嫁』の主題歌に決定したというニュースを発表。“クロノスタシス”が使用された予告映像も公開されたが、一足早く“クロノスタシス”のフル音源を聴くことができた。

温かみのあるエレクトロニックなタッチの音色から始まる。藤原基央(Vo・G)の優し気な歌が乗り、温度がぐっと高まる。藤原の歌が紡ぐ緩急と音が一心同体かのように呼応していく中、涼やかで色彩豊かなふわっとしたコーラスが随所に入り、骨太なビートも姿を見せることで、どんどん躍動感が増していく。この新たなエレクトリックなサウンドアプローチは、アルバム『Butterflies』(2016年)で接近したEDMサウンドとも、さらに遡って、『RAY』(2014年)におけるシンセを大胆に導入したエレクトロサウンドとも大きく違う。とても軽やかでカラフルで躍動的で芯が強い、かつとてもモダンなサウンドデザインで、新たなBUMPのサウンドにぐっと引き込まれる。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年5月号より抜粋)


『ROCKIN'ON JAPAN』2022年5月号