ヤングスキニーの新作アルバム『理屈で話す君と、感情論の僕』がどうにも素晴らしい。かやゆーの実体験の恋愛をテーマにした全8曲のアルバム。しかし、恋愛と言ってもそこは、かやゆー。「エモくきれいに仕上げました」なんてものでなく、みっともない欲望もエゴも後悔も、ここには曝け出されている。そして全8曲というコンパクトなサイズ感ながら、曲のバリエーションがとにかく豊か。生々しいロックもあれば、ピアノやストリングスも入った華やかな曲もあり、音楽的な成熟も素晴らしい。まるで1枚を通して、連作の短編小説に触れているような味わい深さ。そして、驚くべき作品性の高さに辿り着いたこのアルバムは、結果として、ヤングスキニーというバンドの中心にあり続ける、かやゆーという人間の本質をあぶり出している。今回も前作に引き続きメンバー全員インタビュー。最後には、かやゆーに「あなたは今、幸せなのか?」なんて乱暴な質問もしてしまったが、その答えも含め、相変わらずヤンスキらしさ全開の語録となったので、どうぞ。僕は幸せですよ。他の人から見たら不幸せがいっぱいかもしれないけど、僕にとっては幸せにつながる不幸せばっかりです
インタビュー=天野史彬 撮影=Yohji Uchida
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年3月号より抜粋)
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