前回のインタビューが10ヶ月前、“まなざしは光”のタイミングだったのだが、以降“カルチャー”“かすかなはな”“火種”“れびてーしょん”と多様な方向にダイナミックに刺さる曲を連発、NHK『天才てれびくんgrow』のテーマ曲“リンガ・フランカ”や「大ゴッホ展 夜のカフェテラス」東京展のイメージソング“肺魚”など、よりチャレンジングな書き下ろしタイアップも手がけているキタニ。何足もの草鞋で、キタニタツヤ像を拡張し続けていくのは最早、彼の通常運転なのかもしれない。が、それでも特段に「2026年のキタニはヤバい!」とここに銘打つのは、やはり秋に『DEKAI』『PURE』という2枚のアルバムを同時リリースするという情報があるからだ。たまに自分が聴いてこなかったタイプの曲だけど、自分がいいと思える曲ができることがあって。”火種”はそうだった
この2つのアルバムタイトル、前作『ROUNDABOUT』のあとにリリースされたたくさんの楽曲たち、特に今、話題の“火種”と“れびてーしょん” ──そこからはキタニタツヤだから今の音楽シーンに巻き起こせる事件の匂いが浮かび上がる。これは、そこに向けての重要な予告編となるインタビューである。
インタビュー=古河晋 撮影=田島一成
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年7月号より抜粋)
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