U2、最新作の成功に不満

昨日、ロサンゼルスのパサデナ・ローズ・ボウル公演をYouTubeを通じて全世界で生中継したU2。フロントマンのボノが、今年2月にリリースした最新アルバム『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』があまり成功しなかったことにがっかりしていると話している。

バンドにとって12作目となるこのアルバムは、UKアルバム・チャートで初登場1位を獲得し、リリース以来100万枚の売上げを記録している。

だがU2にとっては、この売上げもこの10年以上の間で最も低調な結果となっている。2004年の『ハウ・トゥ・ディスマントル・アン・アトミック・ボム』は現在までに320万枚売れており、2000年の『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』は430万枚の売上げを計上している。

『ノー・ライン・オン・ザ・ホライゾン』からの1stシングル“ゲット・オン・ユア・ブーツ”はシングル・チャートで12位、3rdシングルの“アイル・ゴー・クレイジー・イフ・アイ・ドント・ゴー・クレイジー・トゥナイト”に至っては32位という結果に終わった。

ボノは「ポップ・ソングを作らなかった」ことを後悔しているそうだ。

「実際そういう心境じゃなかったし、僕らはこのアルバムをほとんど絶滅種か何かみたいに考えていて、この作品では全体性を大切にして、ムードとフィーリングを醸し出し、始めと真ん中と終わりを作るべきだと考えた」と彼はウェブサイトspinnerに語っている。

「その結果、僕らはポップ・スターたちの食事に慣れてしまった人たちにとっては少し難解な作品を作ってしまったんだろうな」

(c) NME.COM / IPC Media 2008/2009
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