フリート・フォクシーズのロビン・ペックノールドが来年リリース予定の2ndアルバムについて語っている。また、姉のエイジャ・ペックノールドとのサイド・プロジェクトなどについても明かした。
2010年秋頃のリリースを予定しているニュー・アルバムは、昨年発表したデビュー作に比べるとあまりポップではないとロビンはPitchforkに語っている。「新しいレコードのために作っている曲の中にはもちろんすごくアップビートな曲もある。でも全体としては、前に比べてそんなに陽気じゃないね。ダークなわけじゃないよ、曲によっては喜びに溢れるようなフィーリングのものもあるから。でもいくつかの曲はもっと現実的な感じなんだ」
度重なるツアーのため作曲もなかなか捗らなかったそうだが、この1、2ヶ月はようやくまとまった時間ができ、スタジオに入ることができたという。シアトルにある伝説的なスタジオなのだそうだ。
「1986年から1992年にかけて<サブ・ポップ>レーベルが発表した全てのレコードが作られた場所なんだ」とロビンは言う。「70年代から使われているスタジオで、ニルヴァーナはそこで『ブリーチ』を作った。もうかなりボロボロなんだけどね。大きいわけでもこぎれいなわけでもないんだけど、そこを借りている」
また、姉のエイジャやシアトルのバンド、パスト・ライヴズのモーガン・ヘンダーソンと一緒に結成したレインボー・ファングという新バンドでもアルバム制作を行っているという。
「僕らのマネージャーでもある姉のエイジャが、去年いきなり曲を作り始めたんだよ」と彼は言う。「で、僕と友達のモーガンがバンドに加わって、彼女のためにアルバムを作っているよ。すっごく楽しいんだ」
「もう6曲が完成した。彼女(エイジャ)の友人たちに配るために10インチ盤を作ると思う」
なお、モーガン・ヘンダーソンとは15分程度の映画音楽風の作品も共作し、先日完成させたばかりなのだそうだ。
フリート・フォクシーズ、新作を語る
2009.12.05 11:00