V・アンダーグラウンドが一堂に

ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのルー・リード、モーリン・タッカー、ダグ・ユールが12月8日、ニューヨーク公共図書館で催されたQ&Aセッションのために一堂に会した。

BBC Radio 4によれば、一般の観覧客の前で行われたこのQ&Aセッションでは、ルー・リードがモーリン・タッカーのことを最高のドラマーと称える場面も見られたそうだ。

「あれ(VUの活動)以来彼女みたいにプレイできるドラマーを探し続けているんだけど、無理だと分かったね。不可能だよ」とルーは言う。「僕らがスピードを上げると、彼女もスピードを上げた。後ろにどっかと座ってビートを保とうとするドラマーじゃなかったから、僕らの曲はあちらこちらでスピードが上がったり下がったりしてるんだ」

ルーはまた、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドが活動の初期に注目を集めることができたのは、バンドを「採用」し、運営していたアンディ・ウォーホルがメンバーの1人だと思い込まれていたからなのだと語った。

「ウォーホルは僕がこれまで会った中で最も偉大な人物の1人だ。彼なしには(VUは)あり得なかっただろうね。僕らがレコード契約を結べたのは自分たちの力じゃなくて彼のおかげなんだ。僕らのことなんて誰も知らなかったからね――彼ら(レコード会社)はウォーホルがリード・ギタリストか何かだと思ってたのさ!」

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