2月23日にロンドンのO2ブリクストン・アカデミーでNMEが主催する音楽賞「ShockWaves NME Awards 2011」が行われ、「NME Godlike Genius Award」（神がかりの天才に贈られるNME特別賞）を受賞する事が発表されたフー・ファイターズのデイヴ・グロール。今月初めにフー・ファイターズとしては通算7枚目となる新作のレコーディングが完了したことがNMEより伝えられていたが、彼らのティーザー・サイトで新曲の一部が公開され、無料ダウンロードも可能となっている。

ティーザー・サイトを開くと約30秒の予告音源が再生され、そのラストでは「THESE ARE MY FAMOUS LAST WORDS!」というデイヴの叫びを聴くことができる。さらにその後現れるメニュー画面の「Download Ringtone」からは同じ部分の音源のフリー・ダウンロードも可能。（→http://tease.foofighters.com/#）

リリースは春と伝えられている来たるべきニュー・アルバムは、タイトル、トラックリストは明かされていないが、プロデューサーにはニルヴァーナやグリーン・デイを手がけたブッチ・ヴィグを迎えて制作され、デイヴはBBCラジオのDJゼイン・ロウに「これまでフー・ファイターズがレコーディングしたもののなかでも音として最大級にデカい」と説明している。また、このアルバムには、元ニルヴァーナのベーシスト、クリス・ノヴォゼリックも参加していると伝えられている。彼らが一堂に会するのは、ニルヴァーナの1991年の『ネヴァーマインド』以来ということになる。

また、冒頭のようにデイヴは「NME Godlike Genius Award」を受賞し、ニュー・オーダー、マニック・ストリート・プリーチャーズ、ザ・キュアー、ザ・クラッシュ、プライマル・スクリームやポール・ウェラーと同列に名を連ねることになるが、デイヴは「僕は自分が神でも天才とも思わない。褒めすぎだよ。だけど自分の好きなことで世間から認められるということは嬉しいことだね」とコメントを残している。


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