プライマル・スクリーム、ドラッグ問題で番組降板になったチャーリー・シーンに“ローデッド”を捧げる

プライマル・スクリーム、ドラッグ問題で番組降板になったチャーリー・シーンに“ローデッド”を捧げる - 1991年作 『スクリーマデリカ』1991年作 『スクリーマデリカ』

現在、傑作『スクリーマデリカ』のリリース20周年を記念して完全ライブ・ツアーをイギリスで敢行しているプライマル・スクリームだが、3月25日にロンドンの02ブリクストン・アカデミーで行われたライブではボーカルのボビー・ギレスピーが“ローデッド”を俳優のチャーリー・シーンに捧げるという一幕もあったとスピナーが伝えている。

今回のライブはアルバムのサウンドに大きな貢献を果たしたアンドリュー・ウェザーオールやジ・オーブのアレックス・パターソンもDJとして同行していて、セットに関してはアルバムの曲順をそのまま辿るのではなく全曲をシャッフルした構成を演奏していくものになっているという。

セットのクライマックスを迎える前にボビーは「ブリクストンのみんな、次の曲はチャーリー・シーンに捧げたいと思うんだけど、どの曲かわかる?」と問いかけ、バンドはそのまま“ローデッド”の演奏に突入した。ちなみにチャーリー・シーンは3月で人気テレビ番組「チャーリー・シーンのハーパー★ボーイズ」をCBS局と制作会社のワーナー・ブラザーズ・テレヴィジョンから一方的に解雇されるという形で降板に追い込まれている。チャーリーの度重なる薬物中毒による事故やチャーリー自身の奇行が原因で、2月に今シーズン分の撮影が中止になった時点でチャーリーはワーナー・ブラザーズ社から社の関連施設への出入り禁止処分を受けていた。また“ローデッド”とは“キマりまくり”の意味。

その後、完全ライブは“カム・トゥゲザー”でいったん終演。アンコールで戻ったボビーは「『スクリーマデリカ』はもうやり尽くしたから、ロックンロールをやるよ」と『ライオット・シティ・ブルース』の“カントリー・ガール”、『ギヴ・アウト・バンド・ドント・ギヴ・アップ』からの“ジェイルバード”と“ロックス”でもってライブを締めくくった。
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