安藤裕子がチャリティCD『地平線まで』を発売、オフィシャル・サイトでビデオ・メッセージも公開

安藤裕子がチャリティCD『地平線まで』を発売、オフィシャル・サイトでビデオ・メッセージも公開 - 2011年作 『地平線まで』2011年作 『地平線まで』

安藤裕子が、5月7日(土)からスタートするアコースティック・ライブの会場および、自身のオフィシャル・サイトのオンライン販売限定で、チャリティシングル『地平線まで』をリリースすることを発表した。

“地平線まで”は、彼女がある企業からの依頼を受けてテレビCM用に書き下ろし、先に予定しているアルバムに収録すべく作業をすすめていたが、今回の東北地方太平洋沖地震の発生、そして現在の彼女自身の心情が強く表れているということで急遽レコーディングを敢行。このたび、チャリティシングルとして発売されることになった。

このシングルにおける収益は、プレスコストを差し引いた全額がツアー終了後の7月に被災者への義援金として寄付される。販売価格は1,000円を予定。なお、現在オフィシャル・サイトには本人からのビデオ・メッセージが公開されるとともに、楽曲試聴、歌詞の閲覧ページも設けられている。(→http://www.ando-yuko.com/index2.html

オフィシャル・サイトに掲載された安藤裕子からのメッセージは以下のとおり。

本当にたくさんの人々の手から大切なものがすり抜けていってしまった。
あまりにも多くだ。
被災していない我々も、今まで通りの暮らしを続けられるはずがないんだろう。
この小さな島国で起きている事なのだから。
時間を掛けて、体感していく事になるんだろう。

それでも始めなきゃって。
何をしたら良いんだろうって考えてみる。
一歩一歩、再生の道を歩むしかないんだ。
私の中で流れ続けていた曲があります。

震災の直後、息を切らして取材に眈々と応える男性が居ました。
話の最後にご家族は?と聞かれた彼は
「長女と妻が、僕と手を繋いでいたんだけど、流れて行ってしまって。」
そう答えていました。
視線はただ前方を眺めている。

こんな酷い話あるんだろうか?
感傷と言われるだろうが、涙が止まらなかった。
こんな酷い話が、あの日、一瞬で何万と刻まれてしまった。
今までと同じでなんかいられるわけがない。

それでもようやく春が来て、暖かい陽射しが我々を包み始めた。
少しでも彼らの心を、身体を温められたらいいのにと思う。

そんな事を願って口ずさんでいた曲。

今、沢山の人々が復興に向けて働いています。
私も彼らのお手伝いが出来たらと考えています。
私は歌を歌う人間だから、この歌を何かの形に出来ないかと周りの人間に相談しました。

義援金だとか募金だとかそんな言葉は使いたくないです。
本当に危ういのは、私達自身の明日だと思うから。
私達全員が明日に向けて立ち上がらなきゃいけない側の人間だと思うからです。

家を無くし、家族を失った多くの人々に、先ずは暮らしをお返ししなきゃいけない。

親を失った多くの幼き人が、逞しく育ち、いつか家族を作って故郷に帰れる日まで。

そんな日が訪れるまで、
復興という働きかけを私達もしていかなきゃいけないんだと思うのです。

まずは皆に協力してもらい、
もっさんと一斉のせで歌を録音しました。

CDとして販売し、その売り上げを皆さんの明日に役立てて貰えたらと思います。

想いの端っこも上手く文章には出来ません。
それでも、読んでくれてありがとうございます。

安藤裕子
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