ジャック・ホワイトはキンクスの1975年のコンセプト・アルバム『不良少年のメロディ~愛の鞭への傾向と対策』の映画化にあわせて音楽を担当すべく、交渉に入っているとか。
映画はレイ・デイヴィスをエグゼクティヴ・プロデューサーに据え、コメディ俳優のボブキャット・ゴールドスウェイトが中心になって製作が進行しているが、ジャックは『不良少年のメロディ』収録曲を映画用に再レコーディングするという依頼を打診されているとスクリーン・デイリーが伝えている。
『不良少年のメロディ』の主人公の男の子は、やはりコンセプト・アルバムの1973年の『プリザヴェイション第1幕』と1974年の『プリザヴェイション第2幕』の主人公、ミスター・フラッシュの少年時代を描いた設定になっていて、ゴールドスウェイトは映画についてこう語っている。「これは悪役ヒーローの誕生を音楽的に描いた話なんだよね。世界で最も魅力的な犯罪者を描きながら、砂糖漬けになって甘いだけでまったくリアルさに欠ける高校ミュージカルに飽き足らない、本当にリアルな高校ミュージカルを観たいキッズに向けて作られた作品なんだよ」。
また、クォリティの高い作品を送り出してきたことで定評のあるワープ・フィルムスのハワード・ガートラーやティム・ペレルらもプロデューサーとしてこのプロジェクトに関わっているとか。
(c) NME.COM / IPC Media 2011