コラボレーション・アルバム『ウォッチ・ザ・スローン』を引っ提げて10月28日からアメリカ・ツアーに乗り出すジェイ・Zとカニエ・ウェストだが、作品中のサンプリングについて訴訟を起こされることになった。作品中の“ザ・ジョイ”ではソウル系のブルース・アーティスト、シル・ジョンソンの“ディファレント・ストロークス”のサンプリングが使われているが、これまでシルの作品の著作権を管理する楽曲出版社がジェイ・Zやカニエ側からその使用に関する報酬をまったく受け取っていないとクレームをつけていることが8月に報じられていた。ここにきてシル側は、イリノイ州でこのサンプリングの使用をめぐる訴訟を起こしたことが明らかになった。音楽出版社団体のザ・ニューメロ・グループのブログによれば、シルはこれまでにもマイケル・ジャクソンやキッド・ロックにサンプリングを使われてきた経緯があり、こうした訴訟については手馴れているとのこと。ザ・ニューメロ・グループのブログでは、おそらくこの“ディファレント・ストロークス”のサンプリングについては報酬額が合意されてから、カニエのソロ前作『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』のボーナス・トラックでの使用が認められたのではないかとのこと。しかし、その後、シルはこの報酬を受け取っておらず、しかも、サンプリングの使用を知ったのは『ウォッチ・ザ・スローン』のクレジットが明らかになってからのことだったという。
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