ピクシーズのフランク・ブラックが自身のレーベル、ザ・ビューローを設立

ピクシーズのフランク・ブラックが自身のレーベル、ザ・ビューローを設立 - ピクシーズ 1989年作『ドリトル』ピクシーズ 1989年作『ドリトル』

今年の春にいったん終了した『ドリトル』20周年ツアーに続いてロスト・シティーズ・ツアーをアメリカで開始したピクシーズのフランク・ブラックが新しく自身のレーベル、ザ・ビューローを設立し、自身のソロ作品や「次のビッグで新しいセクシーなアクト」を紹介していきたいと語っている。

ザ・ビューローからの最初のリリースとしてはジェレミー・ダブスやキャプテン・ビーフハートのメンバーとして活躍し、フランクとのコラボレーションも多くこなしてきたエリック・ドリュー・フェルドマンらの作品が予定されているとザ・ガーディアン紙が伝えている。

フランクは今回のレーベル立ち上げについてこう語っている。「自分のレーベル設立なんて考えてもいなかったんだけど、これで親密で最高な内容のパーティにお呼ばれされるようになると嬉しいな」。

フランクによれば、レーベル設立の本来の目的は自分の作品をリリースするためで「というのも、もっと昔ながらの伝統的なレコード会社だとぼくが9ヶ月ごとに新作を持ち込んでくることに遠慮されちゃったりするんだよね」と説明している。

ただ、今と昔を比較してもレコード会社を運営していくことは、昔ほど資金が潤沢ではなくなったこと以外ではさしてなにも変わっていないはずだとフランクは語っている。「今時レコード会社を経営するのって、いつ何時やるのと較べてもたいして変わりはしないよ。呼び込めるお金は確かに少なくなってるけど、でも、それはいいことだと思うよ。その方がみんな正直にやれるし。関わってる人全員にいい仕事をしなきゃっていうプレッシャーをもっと強くかけることになるし。レコード会社のなかにはいい加減にでたらめなことはやめてアホな振る舞いもやめろってそろそろ気づかなきゃまずい会社もあるからね」

その一方で、フランクはピクシーズが新作制作に向けて模索を続けているのは認めながらもザ・ビューローから出ることはないと説明している。「ピクシーズがやるのは次のふたつのうちのいずれかで、ひとつがすごく伝統的なやり方で大手の歴史のあるレコード会社と組むか、それとももっとすごいラディカルなことをやるか、そのどっちかになると思うよ。過激な方でいけるといいんだけどね。いずれにしても、ザ・ビューローではほかのものの出番を控えてるから」。


(c) NME.COM / IPC Media 2011
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