生死の危機をさまよったジョージ・マイケル、新曲"White Light"に取り組んでいると語る

生死の危機をさまよったジョージ・マイケル、新曲"White Light"に取り組んでいると語る - 2011年発表のチャリティ・シングル『True Faith』2011年発表のチャリティ・シングル『True Faith』

昨年末に公演先のオーストリアで肺炎にかかって危篤状態に陥ったジョージ・マイケルだが、この時の体験を曲にしたとジョージはツイッターで報告している。

危篤に陥った後、3週間にわたってジョージはオーストリアの医師らによって生命を維持してもらっていたと回復後に行った記者会見で語っていて、入院時を「人生でも最悪の日々」と説明していた。そして4月4日にジョージはスタジオに入って精力的に作業を重ねていて"White Light"というトラックに取り組んでいることをツイートしている。

「今週はスタジオで忙しくしていて、シンフォニカ・ツアーのライヴ音源のミックスを重ねていて、ようやくウィーンで起きたことについて書く用意もできた。11月にぼくが病床に就いた時、ぼくの死を祈願した人たちがいたことについて先にも触れたけれども、ぼくの回復を願ってくれた人たちがたくさんいたことをぼくは忘れているわけじゃないよ」

ジョージはさらにこう続けている。「心の底からみんなにはありがとうと伝えたい。みんなの尽きることのない優しさにはぼくが知っている唯一の方法でお礼をしたい。つまり、音楽を通して。昨日からぼくは"White Light"という曲を書いていて、これはぼくのために祈ってくれたみんなのための曲なんだ。で、言っておくけど、目も眩むようないい曲なんだよ」

なお、「ぼくの死を祈願した人たちがいた」とは、ジョージが肺炎で緊急入院した昨年11月に、「道徳的なアメリカのためのキリスト教徒」と名乗る宗教団体がジョージはエイズに罹っていて同性愛と退廃したライフスタイルの当然の報いだとツイートして物議をかもした事件のことで、団体はさらにジョージの死を祈願しろとさえツイートしていた。その後、退院してイギリスに帰国したジョージは自身のツイッターで1月にこの団体を批判して、「だいぶ気力が戻ってきたな」とも報告していた。

また、ジョージは入院前までオーケストラを引き連れて1999年の『ソングス・フロム・ザ・ラスト・センチュリー』や04年の『Patience』の楽曲を主に披露するシンフォニア・ツアーを行ってきたが、順延となったイギリス・ツアーやウィーン公演を9月に再開させると明らかにしている。


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