クラフトワーク、新作のリリースが「近いうちに」あると語る

クラフトワーク、新作のリリースが「近いうちに」あると語る - クラフトワーク 最新ライヴ作品『Minimum-Maximum』クラフトワーク 最新ライヴ作品『Minimum-Maximum』

3月にフロリダ州マイアミで開催されたテクノ・ミュージックの祭典ウルトラ・ミュージック・フェスティヴァルに出演し、現在はニューヨーク近代美術館で1974年の『アウトバーン』以降の作品を演奏する「回顧展」を8日間にわたって行っている元祖テクノ・ポップ・バンドのクラフトワークだが、グループの中心人物で今では唯一のオリジナル・メンバーであるラルフ・ヒュッターは新作が「近いうち」にリリースされると語ったそう。

インタヴューなどは滅多に行わないことで有名なクラフトワークだが、「ぼくたちは別に眠ってしまったわけではないんだよ」とラルフは珍しく『ニューヨーク・タイムス』紙に答えている。「7日間24時間体制は今でも、1970年以来続いているんだよ」。

バンドにとっての最新作は2003年の『ツール・ド・フランス』になるが、それに次ぐ新作が制作中であるとはラルフは語ったものの、時期については「近いうちに」としか語らなかったとか。

また、新しいテクノロジーを導入してはかつての旧作をアップグレードしていく作業についてラルフは次のように語っている。

「クラフトワークとは生きる有機体なんだよ。音楽が完成することはないんだ。音楽は明日また始まるからね。レコードはただレコードであるだけで、ぼくたちには退屈なものなんだ。ぼくたちは自分で操作できるプログラムが好きなんだよ。だから、ぼくたちは操作して、アップグレードして、常に作品をアップデートしているんだ。プログラミングの更新は常に続けられていて、作曲と新しいコンセプトも常に生まれているんだ」
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