バーナード・サムナー、ピーター・フックのジョイ・ディヴィジョン本はいかがなものかと語る

バーナード・サムナー、ピーター・フックのジョイ・ディヴィジョン本はいかがなものかと語る

ジョイ・ディヴィジョンの回想記を近く出版するというピーター・フックに対して、バーナード・サムナーはその本が事実とは異なる危険もあるとあらかじめ警告を発している。

ピーターは2007年にニュー・オーダーの脱退と解散を宣言したが、バーナード・サムナーとスティーヴン・モリスらがその後も「ニュー・オーダー」として活動すること宣言し、特にピーターが昨年からニュー・オーダーの前身バンド、ジョイ・ディヴィジョンの楽曲をライヴで打ち出すようになるとそれに対抗するようにバーナードらもニュー・オーダーとしてのライヴ活動も復活させている。

特にピーターはジョイ・ディヴィジョンの『アンノウン・プレジャーズ』の全曲ライヴを展開していることで注目されているが、ここにきてジョイ・ディヴィジョンの内幕を記した回想記を『Unknown Pleasures』というタイトルで10月に刊行することを発表している。

この本について訊かれたバーナードは次のように答えている。「これは答え方にちょっと気をつけなきゃいけないな。すごく重要な問題だからね。ピーターはジョイ・ディヴィジョンに加わっていたから、ピーターに本を書く権利を充分あるけど、ピーターはとても意見が偏った人間だし、たいがいの場合、ピーターのその意見は間違っているんだ。だから、ぼくとしてはこの本についてはいかがなものかと思うね」

では、自分の視点から観た回想録を出すつもりはないのかという問いにバーナードはこう答えている。「でも、真実というのはいずれわかってくるものだろう? いつか真実は白日のもとに明らかになるよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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