ペット・ショップ・ボーイズ、最近のポップはエゴに駆られ過ぎていると語る

ペット・ショップ・ボーイズ、最近のポップはエゴに駆られ過ぎていると語る

ペット・ショップ・ボーイズは現代のポップ・ミュージックについて「かなりエゴに駆られている」ものだと語っている。

ペット・ショップ・ボーイズは9月5日に新作『エリシオン ~理想郷~』をリリースするが、アルバム中の"エゴ・ミュージック"では「ぼくの人口統計学的数値は自分/自分のなにを語っているのか」「ネガティヴの海の中で自由の女神のように聳えるのがぼく/だから人々はぼくが好きになる」などと自己耽溺的なスター像を描いているが、これがレディー・ガガなどといった最近のポップ・スターを念頭に置いたものなのかと訊かれてニール・テナントは次のように答えている。

「特にレディー・ガガについて描いているわけじゃなくて、現代のポップ・スターについて描いたものなんだよ。というのも最近のポップ・ミュージックはすごくエゴに駆られているように思うんだ。現代のポップ・ソングの歌詞はほとんど日記と化しているよね。別な言い方をすると、最近の人たちはイマジネーションを使わないんだよ。ただ、あるがままに口にしちゃうだけでね……この曲の歌詞の内容の多くは人がインタヴューで言ってることを引いてきてるんだよ。『自分こそが自分の世代の人口統計学』というのもインタヴューから直接引っ張ってきたものなんだ」

また、ニールは現在のポップ・スターはそのものずばりな形でしか自身の考えやイメージを伝えられなくなってきているとも次のように語っている。「カルチャー・クラブでボーイ・ジョージが書いていたような歌詞とか、アダム・アントでさえ、あるいはゲイリー・ニューマンの"アー・'フレンズ'・エレクトリック?"とか"カーマは気まぐれ"と今のポップ・ソングを比較してみれば、今のポップ・ソングには芸術性も想像力も比喩もないことがよくわかるんだよ。そうした資質を持とうと、誰にも思いついていないようでさえあるんだ」。

なお、新作『エリシオン ~理想郷~』はカニエ・ウェストとのコラボレーションで知られるアンドリュー・ドーソンをプロデューサーに迎えているが、今回初めてロスアンジェルスでアルバムを制作したことについて次のように語っている。「今度のアルバムは違う環境で作ってみたかったんだ。ロスアンジェルスには頻繁に来ているわりにはアルバムは制作したことがなかったからね。ロスアンジェルスでアンドリュー・ドーソンと仕事をしたおかげですごくフレッシュな音のアルバムになったと思うよ」

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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