リンキン・パーク、ロック・バンドとして初めてYouTubeの再生回数で10億回を超える
2012.09.25 20:00
リンキン・パークはYouTubeの再生回数で10億ヒットを超えた初のロック・バンドとなっている。
バンドはYouTubeでリンキン・パーク・チャンネルを開設しているが、2009年の『オリジナル・サウンドトラック トランスフォーマー/リベンジ』からのシングル"ニュー・ディヴァイド"だけでも1億3100万回を誇っていて、バンドのチャンネル全体では再生回数が10億回を越えることになった。
ロック・バンドでリンキン・パークに続くのはレッド・ホット・チリ・ペッパーズで3億2700万回、その次はグリーン・デイで2億4500万回となっている。
ポップ・ミュージック全体でみていくと、レディー・ガガが2010年にYouTubeでの10億回越えを記録しているが、その後、ジャスティン・ビーバーのチャンネルがレディー・ガガを越えて現在、28億回を記録している。また、リアーナもすでにレディー・ガガのヒット数を越えている。
リンキン・パークは6月に5枚目のアルバムとなる最新作『リヴィング・シングス』をリリースしているが、マイク・シノダはこの新作について初期のメタル・サウンドに戻ったサウンドではないが、原点を再確認したサウンドにはなっていると『NME』に語っている。
新作はここ数作と較べてギターがヘヴィーに打ち出されているのかという問いにマイクはこう答えている。「それはちょっと間違って伝わった情報なんだけど。俺たちが実際に言ったのは、今度のアルバムは俺たちの原点に戻ってて、もう何年もの間俺たちも追っかけてなかったある感じを捉えた作品になってるっていうことなんだよ。それがヘヴィーなギターに戻っているっていうふうに誤解されたんじゃないのかな。とはいえ、もちろん、ギターはしっかり鳴ってるよ」。
前作『ア・サウザンド・サンズ』のような実験的な作品の文脈は受け継いでいるのかと訊かれてマイクはこう説明している。「強いて言えばね、こういうことなんだよ。つまり、『ミニッツ・トゥ・ミッドナイト』や『ア・サウザンド・サンズ』で俺たちは最初の2枚のアルバムのサウンドからできるだけ遠いところに行こうとしてたんだ。というのも、俺たちはサードもそういうサウンドで作ったら、永遠に同じことを繰り返さなきゃならなくなると思ったからなんだよ。それで全員がこれまでとは違ったサウンドへと気持ちが向かって、『ア・サウザンド・サンズ』に取りかかると、これがまた余計に違ったサウンドへと向かったんだよ」
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