ポール・マッカートニー、オノ・ヨーコがビートルズを解散させたわけではないと語る

ポール・マッカートニー、オノ・ヨーコがビートルズを解散させたわけではないと語る

ポールは来月放送される予定のジャーナリスト、デイヴィッド・フロストのテレビ番組『フロスト・オーヴァー・ザ・ワールド』用に取材に答え、ザ・ビートルズが解散したのはジョン・レノンとオノ・ヨーコの関係が原因ではないと語ったと『ザ・ガーディアン』紙が伝えている。

『ザ・ガーディアン』紙はフロストとポールのインタヴューの抜粋を紹介していて、そのなかでポールはオノ・ヨーコがビートルズのセッションに居合わせるようになってやりにくくなったのは確かだとしても、それが解散の原因ではなかったと次のように語っている。

「ヨーコがバンドを解散させたわけじゃないというのは確かだよ、むしろバンドの方が解体し始めてたんだからね。ヨーコが登場した時にはヨーコのアヴァンギャルドな側面とか、ものの見方とかが魅力のひとつになってたわけで、ヨーコはジョンにこれまでとは違うあり方を見せたわけで、これがジョンにはすごく魅力的だったんだよ。だから、ジョンはやめる潮時になってたわけで、どういう形になったとしてもいずれ必ずやめるつもりでいたんだよ」

また、ポールはジョンはヨーコの助けなしには"イマジン"のような曲は書けなかっただろうと次のように語っている。

「あんな曲はヨーコなしにはジョンも書けなかったはずだから、ヨーコになにかなすりつけることなんてまったくできない話だと思うよ」

ただ、ビートルズ解散の責任をなすりつけられる人物がいるとしたら、1967年に他界したブライアン・エプスタインからマネジメントを引き継いだアレン・クラインだとポールは説明し、クラインの写真に向かって殴るようなポーズをとりながら、「結局ぼくは生涯にわたってソウル・メイトとなってきた仲間3人全員と争うことになったわけなんだけど、本当にやっつけたかったのはアレン・クラインだったんだよ」と語ったという。

なお、実際のインタヴューは来月、アル・ジャジーラ英語版で放送されることになる。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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