メガデスのショーン・ドローヴァー、デイヴ・ムステインの意見は必ずしもバンドの意見ではないと語る

メガデスのショーン・ドローヴァー、デイヴ・ムステインの意見は必ずしもバンドの意見ではないと語る

共和党支持派で、キリスト教徒としても知られ、その発言でよく話題になるメガデスのデイヴ・ムステインだが、デイヴの発言などは必ずしもバンド全体を代弁しているわけではなく、他のメンバーらはどうやらデイヴの発言とバンドは切り離して受け取ってもらいたいと考えていると『ローリング・ストーン』誌が伝えている。

ドラムのショーン・ドローヴァーは『アトランティック・シティ・インサイダーズ』誌にデイヴの保守的な政治観や宗教観は「必ずしもバンド全体を代弁するものではない」と語っていて、逆に1986年の『ピース・セルズ…バット・フーズ・バイイング?』の"悪魔の呪文"などは今のデイヴにとって居心地の悪い曲となっているとも説明している。

近年になってキリスト教の信仰を強くしているデイヴだが、"悪魔の呪文"などは「歌詞の内容がかなりダークなものだし、デイヴはあれを歌うとぎこちなくなるんだよ」とショーンは語っている。「でも、生憎俺にとっては一番好きな曲のひとつなんだな。だから、居心地の悪い思いをしているやつがいるんだったら、そのことを汲んでやらなきゃいけないんだよね。でも、自分たちの旧作に関してはたいがいのものはいきなり引っ張り出してきても演奏できるはずだよ」

なお、デイヴは7月にコロラド州で起きたオーロラ市銃乱射事件や8月にウィスコンシン州ミルウォーキーで起きたシーク教寺院銃乱射事件の黒幕はオバマ大統領だと発言して物議をかもしている。さらにデイヴはオバマ大統領が実はアメリカで生まれていないため大統領となる資格を有していないという持論を展開していて、共和党の大統領候補選ではミット・ロムニーよりも強硬な保守派として知られたリック・サントラムを高く評価していた。また、今月に入ってデイヴは『ローリング・ストーン』誌に「近頃じゃ、なんだか自分の意見を言っただけで痛い目に遭わされるんだよな」と心中を語っている。

今月、メガデスは『破滅へのカウントダウン(20周年記念デラックス・エディション)』をリリースした。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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