来日中のウィルコ・ジョンソン、膵臓の末期がんであることを発表

来日中のウィルコ・ジョンソン、膵臓の末期がんであることを発表

元ドクター・フィールグッドのギターで、本日1月10日と16日にはそれぞれ東京と京都で来日公演も控えているウィルコ・ジョンソンが末期がんにかかっていることを1月9日に明らかにしている。

ウィルコのマネージャー、ロバート・ホイはウィルコのホームページでウィルコが薬物療法などを受けないことを決めたと次のように明らかにしている。

「とても残念なことにウィルコ・ジョンソンが膵臓の末期がんにかかっていると診断されたことをご報告しなければならなくなりました。ウィルコは化学療法などは受けないことを決めています。現在、ウィルコは元気で、まだ肉体的な苦痛などの症状も出ていません。今後もあと数か月はある程度健康のまま活動も続けていける見込みになっています」

また、ホイはウィルコが今後も可能な限り精力的に活動を続けるつもりだと明らかにしている。

「ウィルコはちょうど日本公演のため出発したばかりで、帰国後には新しいCDを完成させ、フランスの短いツアーを行い、その後イギリスでさよならツアーを行う予定です。それとライヴDVD製作の話も進んでいて、こちらは最後のイギリス・ツアーを収録したものになります」

ウィルコは1971年にドクター・フィールグッドに参加し、76年にライヴ盤『殺人病棟』でアルバム1位を獲得するが、77年に脱退。その後、ブロックヘッズに80年まで参加した後はウィルコ・ジョンソン・バンドとして活動を続けた。昨年6月には自伝『Looking Back at Me』を出版していた。

(c) NME.COM / IPC Media 2012
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