オマー・ロドリゲス=ロペス、アット・ザ・ドライヴ-インはいつでも活動再開する可能性があると語る


マーズ・ヴォルタが実質的に解散となり、新ユニット、ボスニアン・レインボウズを始動させているオマー・ロドリゲス=ロペスだが、アット・ザ・ドライヴ-インとしての活動は終わったわけではなく、いつでも再開させる可能性があると明らかにしている。

昨年、アット・ザ・ドライヴ-インは11年ぶりの再結成を果たし、コーチェラ・フェスティヴァル、ロラパルーザ、フジロック、レディング・アンド・リーズなどのフェスティヴァル出演を行ない、2000年のファースト『リレイションシップ・オブ・コマンド』や97年の『アクロバティック・テナメント』などの再発を行ったが、バンドが活動状態にあるのかどうかという『ローリング・ストーン』誌の問いにオマーは次のように答えている。

「そういうふうにはぼくたちも捉えていないんだよ。バンドは今もあるし、可能性もあるんだ。ただ、みんなそれぞれに今はなんかやってるんだよね。セドリック(・ビクスラー・サヴァラ)はレコードをこれから出そうというところだし、スパルタのジム(・ウォード)とトニー(・ハジャー)もなんかやってるわけだからさ。アット・ザ・ドライヴ-インについてはまた機会が自分から開かれていくのを待っているわけで、そういうなにも強制されていなければ、義務も負わされていない状態でやりたいことなんだよ」

また、オマーがボスニアン・レインボウズとしての新曲"Torn Maps"をネットで2013年1月23日に初めて公開すると、これに反発するかのようにセドリックは長々としたツイートを発表し、そこでザ・マーズ・ヴォルタの解散を宣言したが、オマー自身は解散について前向きな感情しか抱いていないことを次のように明らかにしている。

「バンドは終わったけど、音楽はたくさんあるんだから。セドリックはすごいレコードをこれから出すことになるし。いずれぼくたちがやってきたかっこいいことを振り返ることもできるようになるさ。アット・ザ・ドライヴ-インと同じで、誰かと一緒に仕事をしている時こそ、自分を最高の状態に高められるんだよ。ザ・マーズ・ヴォルタについては今ではぼくがやってきた最高の仕事はセドリックの書いた作品のおかげで形になったんだってことを事実としてわかるようになったからね。それがマーズ・ヴォルタのやってきたことを名作にして、長く記憶されるものにしたんだと思うよ」

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