スティング、ソロとして10年ぶりのオリジナル・アルバム『The Last Ship』を9月にリリース

スティング、ソロとして10年ぶりのオリジナル・アルバム『The Last Ship』を9月にリリース

スティングはオリジナル・スタジオ・アルバムとしては2003年の『セイクレッド・ラヴ』以来となる新作『The Last Ship』を9月にリリースすると『ザ・ニューヨーク・タイムス』紙が伝えている。

収録曲はいずれもスティングがミュージカル用に書き下ろした楽曲で、ミュージカルはスティングことゴードン・サムナーが実際に育ったウォールズエンドにおける造船業の衰退を背景にした物語になっているという。スティングはここ3年このミュージカルに取り組んできていて、シンガー・ソングライターのジョン・ローガンと作詞家のブライアン・ヨーキーとコラボレーションを重ねてきたそう。このミュージカルを手がけている演劇プロデューサーは来年ニューヨークのブロードウェイでの上演を目指しているという。

ただ、この10年の間にスティングは様々なレコーディング・プロジェクトにも打ち込んできていて、2006年の『ラビリンス』では16世紀のイギリスの作曲家ジョン・ダウランドの作品をリュート奏者エディン・カラマゾフとともに現代に蘇らせる試みを行い、09年の『ウィンターズ・ナイト』はイタリアの作家イタロ・カルヴィーノの『冬の夜ひとりの旅人が』のタイトルを借用したスティング流のクリスマス・アルバムとなり、さらに10年の『シンフォニシティ』は自身のこれまでの楽曲の数々をオーケストラ演奏と歌とで再現したものになっていた。

なお、2003年の『セイクレッド・ラヴ』でスティングはメアリー・J・ブライジ、シタール奏者のアヌーシュカ・シャンカール、フラメンコ・ギタリストのヴィセンテ・アミーゴらと共演を果たし、メアリーとのデュエット、"ホェンエヴァー・アイ・セイ・ユア・ネーム"でグラミー賞を獲得している。
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