ブラック・サバスのトニー・アイオミ、70年代に自家用ジェットでコカインを買い付けていた逸話を語る
2013.06.11 19:00
オリジナル・ラインナップが3人揃った形としては35年ぶりとなる新作『13』を6月12日にリリースするブラック・サバスだが、ギターのトニー・アイオミは70年代の絶頂期には自家用飛行機でコカインを運ばせていたことを明らかにしている。
トニーは当時の行状を『ザ・ガーディアン』紙に次のように語っている。
「俺たちも当時は若かったからさ、若いもんがやりそうなことをやってたんだよ。四六時中コカインをキメていて、それから睡眠薬も常習していて、他にもごまんとやったよ。当時は自家用飛行機で薬物を買い入れてたんだから」
しかし、バンド全体がそんな状態でも1979年のオジー・オズボーンのクビは避けられなかったとトニーは説明している。
「頭がイカレてたら曲は書けないし、まともな演奏もできないんだよ。だけど、オジーは楽器を弾かないもんだから、俺たちが曲を書いている間にバーに繰り出しては立てなくなるくらいに酔っ払ったり、いろんなことをやってたわけなんだ」
一方、オジーは当時頻繁に薬物やアルコールで意識を失っていたことを次のように回想している。
「みんなに気絶してたって言われても信じられなくってさ。でも、確かに腕時計を見たりすると4時を指したりしていて、その次の瞬間には9時半だったりするんだ。どこで何をやっていたのか、さっぱり憶えてないんだよ」
「でもさ、飲む時にはそういうことは考えないものなんだよ。『明日は目が覚めたらどの留置場かな?』なんてことは考えるわけじゃないんだ。だって、そうしようと思って飲むわけじゃないからね」
なお、トミーはリンパ腺がんを昨年発症したが、その後の病状については「そんなに悪いわけじゃないよ。治療はまだ続いているんだけどね」と語っている。