ベル・ウブやノー・ウェーヴ・バンド、DNAのベーシストだったティム・ライトが他界

ベル・ウブやノー・ウェーヴ・バンド、DNAのベーシストだったティム・ライトが他界

ポスト・パンク・ユニットのペル・ウブや伝説のノー・ウェーヴ・バンド、DNAのベースとして活躍したティム・ライトが他界したことが明らかになっている。

ティムは1975年にオハイオ州クリーヴランドでペル・ウブの結成に参加したが、3年後にはニューヨークへ移り、ロビン・クラッチフィールドの後任としてアート・リンゼイ率いるDNAに参加した。DNAはブライアン・イーノが78年にリリースしたニューヨーク・シーンのコンピ盤『ノー・ニューヨーク』に4曲収録されていることで特に知られているが、実はこのレコーディングにティムは参加していない。しかし、ティムが78年に参加してから82年に解散するまでのDNAの活動はノイズ・バンドとして最も人気を博した時期だと言われている。

ペル・ウブのデイヴィッド・トーマスは自身のフェイスブックで次のようにティムの訃報を伝えている。

「ティム・ライトが8月4日の日曜日に息を引き取ったとティムの長らくのパートナーだったメアリー・アン・リヴチャックから知らされました。ティムはペル・ウブのオリジナル・メンバーでその後、ニューヨークのノー・ウェーヴ・シーンに貢献することになりました」

なお、『ビルボード』誌によればニューヨークのブロンド・レッドヘッドはDNAの同名の楽曲にちなんでバンド名を命名としたとのことで、そのDNAも『ノー・ニューヨーク』に参加していたノー・ウェーヴ・バンド、マーズの楽曲にちなんでバンドを命名したことで知られている。
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