アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン、戦争に投資しているという批判に反論

アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソン、戦争に投資しているという批判に反論

アイアン・メイデンのブルース・ディッキンソンは5億ドル(約500億円)の報酬と引き換えにアメリカ軍用の無人飛行機を開発しているという噂を否定している。

イギリスのローカル・ニュース・サイトのドーセット・アイでは南アフリカで開催された会議での発表を引き合いに出して、「ブルース・ディッキンソン:戦争商売人」という記事を掲載し、そこでブルースがハイブリッド航空機へ投資している事実から無人飛行機を開発し、アメリカ軍から5億ドルはくだらない報酬を受けていると指摘している。

これに対してアイアン・メイデンの広報は記事が「事実無根だ」として、次のように声明で反論している。

「これはまったくもって不正確で悪意さえ伴った記事になっていて、どうやら南アフリカのウェブサイトに掲載されていた記事についての読み誤りから端を発しているようで、問題のブログ記事の筆者はその読み誤りを踏み台にしてまったくでたらめだらけの妄想を連ねたことになったようです」

「ブルース・ディッキンソンとアイアン・メイデンのマネージャーのロッド・スモールウッドはともにハイブリッド航空機(HAV)社の初期投資を行い、今も同社を支援していますが、この企業の事業は『空気よりも軽い無人飛行機』はおろか、どんな種類の無人飛行機ともまったく無縁です!」

HAV社では空気力学などを応用した機体の開発を進めていて、「こうした機体の将来的な実用化は生活の多方面に前向きな影響を大規模にもたらす、世界的なトレンドになるものと思われていて、ブルースとロッドはともにこのテクノロジーの最先端にあるこのイギリスの企業に関わることになったことを誇りに思っています」と声明は続けている。

「先見の明のあるテクノロジーが往々にしてそうであるように、初期段階で技術を援用し、資金を援助するのは軍の関連団体であることが多く、それは宇宙飛行から薬物に至るまで、軍には投資と開発を進めるだけの動機と財源があるからです。将来的なハイブリッド航空機の軍での応用は、通常では困難な物資の移動、人員の移送、即製爆発装置の空中からの捜索などが考えられ、したがって軍属及び一般市民の生命を救出することに繋がるものと思われます」

「ブログの筆者は事実を取り違えて大袈裟にかつ非難がましくハイブリッド航空機が第三諸国への攻撃のために開発されていると書き立てていますが、それは事実ではなく、むしろこの航空機はその驚異的な特性を活かして、ほかの手段では実現できない支援を市民や事業体、あるいは政府に提供するために設計されています」

(c) NME.COM / IPC Media 2013
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