ジャック・ホワイトのサード・マン・レコード、貴重なパラマウント・レコードの音源を再発

ジャック・ホワイトのサード・マン・レコード、貴重なパラマウント・レコードの音源を再発

先頃、ザ・デッド・ウェザーとしての活動再開を明らかにしているジャック・ホワイトだが、これまでサン・レコードなどの復刻リリースを手がけてきた自身のサード・マン・レコードで新たな復刻シリーズに乗り出している。

今回の対象となるのは1920年代から30年代にかけて希少なレコーディングを制作したことで知られるパラマウント・レコードで、"The Rise & Fall of Paramount Records 1917-1932"として、1部と2部に分けてリリースされ、1部は11月19日に、2部は来年リリースの予定で、リリースにあたってはレヴナント・レコードとの共同プロジェクトになるという。

パラマウント・レコードは元々家具メーカーの一部門として立ち上げられたレーベルだが、その後、ルイ・アームストロング、キング・オリヴァー、ジェリー・ロール・モートン、ファッツ・ウォーラーなどのジャズの黎明期の巨匠や、チャーリー・パットン、ブラインド・レモン・ジェファーソン、サン・ハウス、スキップ・ジェイムスなどのブルースの名手、マー・レイニー、アルバータ・ハンター、エセル・ウォーターズらの名ヴォーカリスト、ノフォーク・ジュビリー・カルテットなどのゴスペル・グループ、パパ・チャーリー・ジャクソンなどの演芸レコーディングなどの音源を揃えた名門レーベルへと成長することになった。

今回の第1弾リリースでは1917年から27年前までのレコーディングを扱い、172アーティストによる800曲に及ぶレコーディングのリマスタリング音源を6枚組のまだらの栗色アナログ盤に収録するという。さらに当時の広告や写真を収録した250ページにわたる布製ハードカバー・ブックレットのほか、アーティスト情報とディスコグラフィーを百科事典的に網羅した300ページにわたるガイドブックもついてくるという。さらに音源と図版などをすべて専用アプリとともにデータ化したUSBメモリもついてくる。また、レコードとブックレットはナラの柾目材とビロードの布地とオリジナルの金属製飾りで手作りで製作されたケースに収容されることになるという。
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