アメリカのフロリダ州の教員が教材にリル・ウェインの歌詞を使ったため、停職処分に遭ったという。
教師はフロリダ州ボイントンビーチのチャーター校の英語の教員で、8年生(日本の中学2年に相当)の生徒たちにリル・ウェインの"6フット・7フット"の、暴言や卑語などをそのままにした歌詞を配り、比喩的な表現を探し出してみるように指示したという。この授業の内容が明るみになってから問題の教師は3日間の停職処分に処されたとフロリダのテレビ局WPTVが伝えている。
学校のウェイン・オーウェンズ校長は次のように声明を発表している。
「この授業は生徒たちに文章の修辞法を知ってもらうためのもので、この教師はそれまでにすでにエドガー・アラン・ポーやシェイクスピアも教材に使っていました。しかし、生徒たちに語呂合わせの意味や、直喩や比喩との区別などがなかなか伝わらなかったため、教師は口語的な教材を求めたとのことです。しかし、この教材は学校の基準に見合うものではなく、使うべきではなかったと判断されました。学校の課題としてはまったくふさわしくなかったと教師も認めています」
リル・ウェインは昨年3月に重度の発作を何度も連続して起こし入院し、一部では薬物依存症の副作用ではないかとも囁かれていたが、リル・ウェインはその後発作がてんかんによるものだと明らかにしている。また、リル・ウェインはこうした発作はよくあることなので、自分の周囲の人間には対応もよくわかってもらっていると次のように語っている。
「みんなにはどう対応すればいいかわかってもらってるから。場合によっては(発作を起こしても)別に病院にも行かないんだけど、今回のはちょっとかなりひどかったし、3発連続みたいな感じで、発作が3度一気に続くというのは俺にも初めてのことだったんだ」
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