グラストンベリー、3年ぶりの完全復活! ビリー・アイリッシュ、ポール・マッカートニー、ケンドリック・ラマーによる最強ヘッドライナー公演を完全レポート!

グラストンベリー、3年ぶりの完全復活!  ビリー・アイリッシュ、ポール・マッカートニー、ケンドリック・ラマーによる最強ヘッドライナー公演を完全レポート! - rockin'on 2022年9月号 中面rockin'on 2022年9月号 中面

現在発売中のロッキング・オン9月号では、グラストンベリー・フェスのライブレポート3本を掲載しています。本原稿の一部をご紹介。



究極にミニマルなステージから繰り出される壮大なエモーション――ビリー、グラスト伝統のステージを彼女色に染め上げた!
文=坂本麻里子

ビリー・アイリッシュのグラストンベリーデビューは19年。若手枠のステージ出演だったものの人気の高さにセカンドステージへ急遽格上げとなり、ニューポップの斬新さとカリスマな個性で大評判を呼んだ。3年ぶりとなった登板はなんとメインステージ初日の大トリ。パンデミックで幻に終わった20年版に予定されていたトリ組で今回唯一実現しなかったテイラー・スウィフト初出演のいわば「代打」とはいえ、その3年の間にビリーは文字通りグローバルな現代ポップアイコンへと躍進した。結果、グラスト史上最年少=20歳のソロヘッドライナー誕生という歴史的瞬間への期待と興奮は今回の大きな目玉のひとつになった。(以下、本誌記事へ続く)



サー・ポールがイギリスを一つにした夜――豪華ゲストとの共演からジョンとの時空を超えたデュエットまで400万人以上が目撃した歴史的名演を振り返る
文=近藤麻美

こんなにチャーミングでエナジェティックな80歳が他にいただろうか。
2022年夏、新たな伝説が生まれた。サー・ポール・マッカートニーが、グラストンベリー50年の歴史で今後最も語り継がれるであろう最高のショーを完遂したのである。今回のグラストに関しては、前のアメリカ公演の流れもあり、セットリストやサプライズゲストなど、様々な憶測や予想が呟かれ、アクトそのものを想像するのはさほど難しくはないように思われた。しかし、彼はその想像を見事に裏切り、期待を何倍も上回るショーを私たちに与えてくれた。(以下、本誌記事へ続く)



茨の冠を戴き登場したケンドリック――“裁きの時代”への強烈なメッセージとともにグラストを一つにした
文=坂本麻里子

茨の冠姿で登場したケンドリック・ラマーを目にした瞬間、知人のイギリス人(白人)は絶句した。クリスチャンではない筆者にそこまで生理的な反応は出ないが、欧米人にとって「黒いキリスト」の図は今も衝撃的で剣呑なのだ。ケンドリックは“クラウン”の中でシェイクスピア由来の「王冠を戴くことにした者の責任は重い」を引用しているが、これは前グラストでトリ――グライムMCでは初――の大役を担ったストームジーも2作目のタイトルで引用していた。ストームジーはさすがに王冠は被らず、出演時は防刃チョッキ(当時社会問題になっていたギャング間のナイフ殺傷事件へのアピールでもある)や筋肉の鎖かたびらで様々な心圧から自らを守っていた。(以下、本誌記事へ続く)



グラストンベリーのライブレポート記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』9月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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