【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2、堂々の開幕宣言! ついにたどり着いた約束の場所『Unity』――そのすべてを語る

【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2、堂々の開幕宣言! ついにたどり着いた約束の場所『Unity』――そのすべてを語る

フェーズ2になったから何かを捨てたとか、何かが始まったとかではなくて。
コアにある、僕らが表現したいものは、一切変わってない(大森)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号にMrs. GREEN APPLEが登場!

フェーズ2、堂々の開幕宣言!
ついにたどり着いた約束の場所『Unity』――そのすべてを語る

インタビュー=海津亮 撮影=Maciej Kucia


Mrs. GREEN APPLEが帰ってきた。
2020年7月8日、デビューから5年間の軌跡をまとめた初のベストアルバム『5』の発売日に突然発表された「フェーズ1の完結と活動休止」。それからちょうど2年という、まさに計ったかのようなタイミングでリリースされる新作『Unity』によってフェーズ2開幕の号砲が鳴らされた。

大森元貴がMrs. GREEN APPLEフェーズ1の区切りをつけようと決断したのは、2018年末のことだったと今回のインタビューで明かしてくれた。目標としていたアリーナツアーの会場調整ができたタイミングとのことなので、かなり明確なビジョンでそこからの1年半が進行していったことがわかる。あらためて驚くのは、フェーズ1完結の物語に向けたマストなピースとなる2019年リリースのアルバム『Attitude』が、そこから作られていったことである。日本のポップ史上においてひとつの到達点と言っても過言ではないこの傑作が完成し、それをもって敢行された初のアリーナツアー「エデンの園」を走りきってフェーズ1は終わる。
“青と夏”“インフェルノ”“僕のこと”、この『Attitude』に収められた楽曲のストリーミング再生回数が次々1億回を突破していくのは、フェーズ1終了後の活動休止期間中のことだ。楽曲が独り歩きしていく中でMrs. GREEN APPLEという存在は本人たちの手を離れてますます巨大になっていく。それをある意味客観視しながら次の一手を狙う大森元貴が背負うプレッシャーは想像に難くないものだった。
しかしそんな中、3月にフェーズ2開幕の前哨として届いた“ニュー・マイ・ノーマル”は我々の期待を遥かに超えた再始動宣言だった。
《キリが無い迷い達と/ポピュラーミュージック/僕らの真実を抱(いだ)いて/枯れない何かをこの先も探していたい》。そして《明日を超えていかなきゃいけない》。
この2年間の社会の変化、自分たちの変化、それらをふまえた2022年の第一歩として、サウンドも構成も歌詞もこれ以上ない理想的なポップチューンに仕上がっている。

そしてこの“ニュー・マイ・ノーマル”を1曲目に収めたアルバム『Unity』が届いた。
このアルバムは、遥か高い場所にポジションを変えたMrs. GREEN APPLEが、その立ち位置を一切裏切らない破格のスケール感で自身の音楽フォーマットを更新した極めて密度の高い作品だ。
だが、これは新しい長い物語の第一歩である。
Mrs. GREEN APPLEのフェーズ2、その第一声を聞いてほしい。(海津亮)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年8月号より抜粋)





  • 【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2、堂々の開幕宣言! ついにたどり着いた約束の場所『Unity』――そのすべてを語る - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年8月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年8月号

  • 【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE、フェーズ2、堂々の開幕宣言! ついにたどり着いた約束の場所『Unity』――そのすべてを語る - 別冊マカロニえんぴつ

    別冊マカロニえんぴつ

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