いまから25年前、マンチェスターのモリッシーとマーは、
「お母さん、ボクの顔の上に泥が降ってくる」と歌った(「I KNOW IT'S OVER」)。
2009年の今年、フロリダのJonathan PierceとJacob Grahamは、
「ママー、サーフィン行きたいよー! ほかのことなんてどうでもいいんだー」(「Let's Go Surfing」)と歌っている。
そのバンドの名はThe Drums。
現在はブルックリンに引越し、2人のメンバーを加えて活動を始めたばかり。
とにかく、ネオ・アコースティックからニュー・ウェイヴまで、
あのときの「感性」がまかり間違って怪物的に肥大化したみたいなこの音はなんなんだ。
そして、それがリバイバルでも回顧でもなく、
2009年の豊潤な音楽大地にもまったく臆することなく
鳴り響くことのできるその理由はなんなんだ。
Let's Go SurfingのPVはこちらから。
http://stereogum.com/archives/mp3/new-drums-i-felt-stupid_091371.html#more
写真は今後リリース予定のEP「SUMMERTIME!」のジャケ。