レディー・ガガが、キャリア初となる日本でのドームツアーを発表! 2022年の『THE CHROMATICA BALL』ツアー以来となる来日公演は、京セラドーム大阪、東京ドームでの全5公演という過去最大規模での開催が決定した。
今年リリースされた7枚目のアルバム『メイヘム』は、2025年を代表するアルバムとしてキャリアでも最高の評価を獲得。4月のコーチェラでの復活ステージでは芸術性とガガらしい過剰さが共存し、5月にブラジルのコパカバーナビーチで行われた無料ライブ『Mayhem on the Beach』では、マドンナを抜く250万人を動員し女性アーティスト史上最多の記録を打ち立てた。当初は「ツアーをやるつもりはなかった」と語っていたが、作品への大反響を受け『The MAYHEM Ball』ツアーを決意。北米ではスタジアムではなくアリーナを選び、2万人規模のマディソン・スクエア・ガーデンで6日間公演を実施するが即完売、最安席でも10万円超のプレミアム価格に。その分、日本でのスタジアム開催はファンにとってベストな形での凱旋となるだろう。ツアーについてガガは、「細部まで自分でコントロールし、私が思い描く“Mayhem”の世界をそのまま再現する、劇場的でエネルギッシュな体験になる」と語っている。
『メイヘム』は初期衝動への“原点回帰”を軸に、ナイン・インチ・ネイルズやボウイ、プリンス、チャーリーxcx以降の現代ポップを融合させた革新的な作品で、プロデューサーのアンドリュー・ワットとのタッグにより、これまでにない洗練と攻撃性を獲得した。先行発表されたブルーノ・マーズとの共作“ダイ・ウィズ・ア・スマイル”は世界的ヒットとなり、グラミー賞も受賞。ステージでは「トランスジェンダーは目に見えない存在じゃない」と力強いメッセージも発信した。長いキャリアを誇りながら、今なお進化を続けるガガ。再び人気と評価のピークを迎えたこのタイミングでの来日、そしてドーム5公演という奇跡的なスケールの実現は、彼女と日本のファンの絆が生んだ、新たな伝説の幕開けとなるはずだ。(中村明美)
レディー・ガガの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』8月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。
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