アークティック・モンキーズのライブアルバムが熱すぎる!

映画音楽にインスパイアされた、ノーブルなアート・ポップ路線の新作『トランクィリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリース後の、アルバート・ホールでのライブ。
アグレッシヴでロックンロールなアークティックと、洗練されてアーティーなアークティックが整理されないままラフに展開してて、ロキシー・ミュージックみたいな奇妙で絶妙なバランスが成り立っている。
バンドの「今」を味わえるライブアルバムとして最高。

というか、ライブアルバムってつくづくいいなってあらためて思う。
生配信ライブもアーカイブ映像もいいけど、音楽だけのライブアルバムってものもコロナ禍のこの時期に新たな意味を帯びている気がする。
ライブの音源にしかない「熱」というか。
ライブがないコロナ禍の今、その熱をこれまでの何十倍にも感じるというか。
THE 1975とかテーム・インパラとかジェームス・ブレイクとかチャンス・ザ・ラッパーとか、コロナ前にやったライブの音源出してくれないかな。今、聴きたい。(山崎洋一郎)
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