以前に比べると少し、楽曲によって傾向が分かれるつくりになっている。ダブ、ギタポ、ポスト・パンク、ヒップホップ、テクノetc、サウンドタイプを挙げることも可能ではある。しかし、そんなフレームにわざわざ当てはめて語るのは無意味だし、レディオ・デパートメントとしての強力さが、そうすることを不可能にするのだ。そう、これまで同様、「シューゲイザー」という言葉が彼らのことを説明しなかったように。電子音がゆっくり息をして、あたたかなまどろみへ連れて行く。(羽鳥麻美)
職人のアート・ピース
ザ・レディオ・デパートメント『クリンギング・トゥ・ア・スキーム』
2010年03月31日発売
2010年03月31日発売
ALBUM
以前に比べると少し、楽曲によって傾向が分かれるつくりになっている。ダブ、ギタポ、ポスト・パンク、ヒップホップ、テクノetc、サウンドタイプを挙げることも可能ではある。しかし、そんなフレームにわざわざ当てはめて語るのは無意味だし、レディオ・デパートメントとしての強力さが、そうすることを不可能にするのだ。そう、これまで同様、「シューゲイザー」という言葉が彼らのことを説明しなかったように。電子音がゆっくり息をして、あたたかなまどろみへ連れて行く。(羽鳥麻美)