ウィルコ・ジョンソン、当分の間ライヴをキャンセル


ロジャー・ダルトリーとのコラボレーション・アルバム『ゴーイング・バック・ホーム』を先月リリースしたウィルコ・ジョンソンだが、予定していたライヴ出演などをがん治療のためすべて見送ったことを明らかにしている。

ウィルコは末期膵臓がんに冒されていることを明らかにしているが、予定していたライヴ出演をすべて中止し、「嫌々ながら」入院治療に当たることになったと広報が明らかにしている。ウィルコはグラストンベリー・フェスティヴァルを含めて、夏のフェスティヴァル出演をいくつか予定していた。

また、声明によればウィルコは「自身の膵臓がんについてさらなる助言を求めたところ、その結果として治療を受けることになり、当分の間、活動はできなくなった」とのことだ。さらに声明では「医師たちの話ではウィルコの手術予後についての見通しは明るいとのことだ」と説明している。

なお、BBCニュースによれば、ウィルコは今回、膵臓、脾臓、胃の一部などの摘出も行ったという。今回手術に踏み切ったのは腫瘍が大きくなりすぎてギターが弾けなくなってきたからだとウィルコはGQ誌に語っている。

ウィルコは昨年1月に膵臓がんの末期だと診断されたことを明らかにし、その後、抗がん剤治療を受けずに元気なうちまでライヴを続けることを宣言し、さよならツアーを敢行。日本にも昨年単独公演とフジロック・フェスティヴァル出演のため来日し、今年に入ってからもさらに来日を果たしていた。

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