6月6日にロンドンのアールズ・コートで行われたアーケイド・ファイアのライヴにエコー・アンド・ザ・バニーメンのイアン・マッカロクが客演したが、この時の共演についてイアンはNMEの動画インタヴューで「すごく刺激的だった」と語っている。
イアンはステージに招待され、バニーメンの1983年のヒット曲"ザ・カッター"をウィン・バトラーともに歌うことになったが、その経緯を次のように振り返っている。
「話を聞いたのはあのライヴの2日前で、ぼくのマネージャーからやるかどうか訊かれて、絶対にやるよって答えてね。連中はぼくが音楽で気に入っている、数少ないもののひとつだからね。アーケイド・ファイア、ジェイク・バグ、そのほかに好きなものなんてほとんどないからね。だから、すぐにやる気になったよ」
「それに"ザ・カッター"を選んでくれたのも嬉しかったよ。やっぱり普通だったら、"キリング・ムーン"を選ぶところだからね。そっちの方が普通だし、ぼくにはそっちの方が楽なはずでもあったんだよ。"ザ・カッター"の方がまあ……歌うとなると、最初から最後まで歌い倒すっていう曲だからね」
「おかげで初めて……人からやたらとユーチューブで観たよって言われるもんだから、実際観てみたんだ。ぼくはそんなことこれまで絶対にしたことなかったんけど、そういうわけで初めて観てみたわけだよ、このユーチューブってやつを。で、観たら、なんかいい感じだった(笑)。音もよかったし、ぼくの歌もよかったからね。っていうのも、ぼくたちはツアーをちょっと前に3週間延期にしていて、1週間休んでも喉の調子が戻らなくなってたってこともあってね。ひどい感染症にかかったせいだったんだけど、今はだいぶよくなったんだ。だから、あそこまで歌えてまあ、ほっとしたところもあったんだよね。ただ、あの時の共演についてツアーの再開を控えてのウォームアップだったんだろうって言ってる人もいたのは知ってるけど、でも、そういうもんじゃ全然なかったし、そこんところをわかってもらえると嬉しいかなっていう。あれは共演させてもらって本当にぞくぞくしたから。すごく刺激的だったよ」
バニーメンは新作『メテオライツ』を引っ提げたツアーに出ていたが、イアンの喉の感染症のため、5月に入ってからツアーをすべて順延にしていた。イアンがアーケイド・ファイアとの共演を果たした翌日からバニーメンもツアーを再開している。
イアンとアーケイド・ファイアによる"ザ・カッター"はこちらから。
https://www.youtube.com/watch?v=AYK9v6CIDhU
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