レディー・ガガ、トニー・ベネットとニューヨークの高校で特別授業&ライヴを披露


レディー・ガガとトニー・ベネットはニューヨークのパフォーマンス・アートの専門校であるフランク・シナトラ芸術高校の学年最後の授業日に姿を現わし、パフォーマンスと特別講義を行ったという。

アメリカでは6月が学年の年度末となるため、この日6月16日が年度最後の登校日となったが、その日にこの特別授業が企画されていたとビルボード誌が伝えている。トニーはこの学校の設立者でもあり、例年は卒業式にも必ず出席しているが、今年はツアーで卒業式に出られないため、その代わりにレディー・ガガとの特別授業を企画したという。

当日はニュースキャスターとして有名なレスター・ホルトが司会を務め、ガガとトニーは生徒たちの前でジャズについて、あるいはブロードウェイ・ミュージカルのスタンダード曲、クリエイティヴィティなどさまざまな話題について話し合い、さらに700名の生徒たちからの質疑応答なども行われた。

その後、トニーはナット・キング・コールやビリー・ホリデイのヴァージョンでよく知られている"君を想いて"を、ガガはコール・ポーターの"いつもさよならを"のパフォーマンスをそれぞれに行い、その後、二人でチーク・ダンスをしながら"捧ぐるは愛のみ"のデュエットを披露してみせたという。また、ガガについてトニーは次のように語ったという。

「彼女の歌を初めて聴いた時はね、この子はきっとエルヴィスより大きくなるなって思ったよ。頭がいいし、よく知ってるし、しかも、持ってるよね。ジャズではね、持ってるか、たとえばシンコペーションとかリズムとかね、それか持ってないか、どっちかなんだけど、ガガを初めて聴いた時、ぼくは『この子、持ってるな!』って思ったんだよ」

なお、トニーの『デュエッツⅡ』で初共演を果たしたガガとトニーは、その後、デュエット・アルバム『Cheek to Cheek』を制作していることも伝えられていて、今年中のリリースを予定している。

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