ラナ・デル・レイ、ダン・オーバックとの新作制作を通して自信が得られたと語る


新作『ウルトラヴァイオレンス』が英米でチャート1位を獲得したラナ・デル・レイだが、この新作を制作するにあたって自信が必要だったこと、さらにザ・ブラック・キーズのダン・オーバックとのコラボレーションを通してのみ、その自信を得られたことを明らかにしている。

ダンはファースト・シングルとなった"ウェスト・コースト"のほか、アルバムの大半の曲のプロデュースを手がけているが、BBCラジオのゼイン・ロウの番組に出演したラナはアルバム制作に必要だった自信やダンについて次のように語っている。

「アルバムというのは、その作品について官能的に感じたり、自信を持つことができなければ、とても書けるものじゃないということは明らかなの。そしてわたしの場合、わたしに自信をもたらすものというのは毎日変化していると思うのね。でも、基本的にわたしにとっての自信っていうのは、幸せでいることからきていて、それはたとえば、自分の環境についてならどんなことでもあてはまると思うし、あるいはたまたま自分のミューズが一緒にいてくれることとか、なんかの拍子でものすごいメロディを初めて聴いたとか、そういうことによってもたらされるものなのね」

「ダンに会ってみた時点でわたしはそこまでまだ自信が持てない状態だったの。変に聞こえるかもしれないけど、ダンがわたしに興味を持ってくれたことでわたしも興味を持てるようになったのね。ダンは男の人として、レコードを作りたがっているニューヨーカーの女子としてわたしを扱ってくれて、『とりあえず、やってみようか』っていうノリだったのね。それに、ダンはわたしの楽曲にすっかり惚れ込んでくれたから」

なお、ラナは先頃、インタヴューでカート・コバーンについて触れた際、「わたしももう死んでいたらよかったのに」と発言して物議をかもすこととなったが、この発言についてゼインの番組では触れなかった。その後、ラナは取材を行ったザ・ガーディアン紙に発言を誘導されて反省していると語ったが、カートの娘フランシス・ビーンからは「しっかり生きることを受け止めてよ、人間、一度しか生きられないんだから」とたしなめられることになった。

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