アラン・トゥーサンが他界

1975年作『サザン・ナイツ』

アラン・トゥーサンが、11月9日にツアー先のスペインで他界した。マドリッドのララ劇場での公演後にホテルで心臓発作を起こし、蘇生措置が行われたというが、病院への搬送中に二度目の発作に見舞われたと伝えられている。77歳だった。

1938年にルイジアナ州ニューオーリンズに生まれたアランは50年代にそのキャリアをスタートさせ、ソングライター、プロデューサー、アレンジャー、ピアニストとして活躍。アーマ・トーマスやアーロン・ネヴィル、リー・ドーシー、ミーターズ、ドクター・ジョン、ポール・マッカートニー、ザ・バンド、エルヴィス・コステロら多数のミュージシャンたちとコラボレーションを行ってきた。1998年にはロックの殿堂の非演奏者部門入りも果たしている。

またソロ・アーティストとしても活動を続けており、2009年には最新スタジオ・アルバム『ザ・ブライト・ミシシッピ』をリリース、2015年1月にも来日公演を行ったばかりだった。